ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

タリアテッレ

2007年06月28日 | 食べ物


たまには外でパスタでもと思い「フォルマッジョ」へ
行く。
店の前には様々なハーブが咲き誇っていて、ちょっとし
たハーブ園といった様相だ。
よく知らない一つをつまんでみると、どこかで嗅いた事
のある芳香が漂い(何かは特定できない)、確かにハー
ブであることが確認できた。
店に入るといつものジャズではなく「エリッククラプト
ン」がかかっていた。
早速、ACミランのユニフォームを着ているシェフに「今
日は珍しくクラプトンですか」と聞く。
「ええ、本当はこの辺が好きなんですよ」とシェフは答
えた。
「ジャズじゃなくて?」と再び聞くと「ジャズはジャズ
で好きなんですが」と言う。
どうやらクラプトンは、シェフの「青春の音楽」のようだ。

では、と黒板書きのメニューを見る。
いつもなら、ナポリスタイルのPizza(マルゲリータ)を
頼むところだが、今日はパスタ(厳密に言えばpizzaも
パスタの一種だが)を食べたい。
「魚介と生のりの<ウコン入りタリアテッレ>」がメ
ニューの中で一際輝いている。
躊躇無くそれを選択。
あとは、各種オリーブの盛り合わせを。
それと「お腹に優しいハーブティー」というハーブティ
ーも。
さて「ウコン入りタリアテッレ」だが、ウコンの黄色
が鮮やかだ。
誰が見ても入ってると思う、が味ははっきり言ってウ
コンとは判らない。
しかし、今日のは、しょっぱすぎることも無く(濃い
味がここの傾向なので)、海老イクラ(生のたたき状)
などの魚介類が生のり入りクリーム系のソースと調和
し、麺との絡みの良いバランスが取れた、ちょっと濃
厚ではあるが美味いものだった。
クリームと言っても、生クリームびしょびしょではな
く、生のりがまるでハーブのようなグリーンのソース
になっている。
口直しを兼ね、各種オリーブをつまみ、「お腹に優し
いハーブティー」を飲む。
いつものようにお湯を足し、二杯分を。
エリッククラプトンはいつしかイーグルスに変わって
いた。
この辺の、ある年代の音楽的嗜好は良く分かる。
「プログレッシブ」派ではあるが、耳にはしたから。

その後、足を伸ばし山梨の長坂というところの、「オオ
ムラサキの里」という渓流沿いの森に、オオムラサキ
(国蝶)を見に行く。
しかし、時期的に早く、まだ発生してないようだった。
トンボは「ミヤマカワトンボ」とか「ダビドサナエ」
「ヒメクロサナエ」(後で確認して多分)とかいろい
ろいて最盛期か、と思わせたが。
それにしても、蒸し暑い。
距離にしたら、往復3キロほどのものだが、なんだか
えらく疲れてしまいました。
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