ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

潰れる法則

2008年11月04日 | Weblog


近所のカフカ君は(以後K)、いろいろやることが多
くちょっとお疲れ気味である。
そのやることというのが、仕事とは関係ない、いわば
雑用的なことなので尚更疲れを意識するようだ。
その疲れが、最近はすっかり顔に定着して、最早、そ
の冴えない状態が常態化している(ちょっとかけてみ
ました)ようにさえ見える。
それにしても、田舎というところは、いろんな雑用が
生まれるところである。
昔の人であったら、いい暇つぶしにもなったろうが。

また一つ、ある店の閉店情報が入ってきた。
本格ピザの「フォルマッジョ」のショックが癒えない
うちの新たな閉店情報である。
そこは、ゲロゲロ少年Yのご贔屓の店でもあり、彼は
殆ど毎週行ってるのではないだろうか。
多分、一番ショックなのはYのはず。
基本的に、Yに魅入られた店は経営的に駄目になるの
だが、今回もまた、それを証明することとなってしまっ
た。

その店は、「フォルマッジョ」と同じく、唯一、個人的
に美味しいと思うものを提供しているところだった。
同じジャンルの店は多いが、そこだけが頭一つ抜けて
いたのだ。
しかし、良い店はなくなるばかりである。
流行る店は、画一的な、最大公約数的店ばかりで、そ
れなりの個性を持った店は(こだわりのラーメンとか
ではなく、質の高いものを提供する店という意味)本
当に育たないところである、わが田舎は。
良いのは、自然環境だけだ。

まだ、Yはこの情報を知らないと思う。
知らされた時の反応には、ちょっと興味(下衆な)が
ある。
彼の生活のリズムには、その店も組み込まれているは
ずだから、他の人にとってのショックとは、その度合
いが違うのだ。
商売を続けていても将来性を感じないのなら、早めに
けりをつけたほうがいいと思うから、その店の閉店に
関してはしょうがないかと思うが、Yはそれでは納得
できないだろう。
こちらとしては、Yがご贔屓にしたから、駄目になった
んだよと言うだけである。
勿論冗談としてだが。
あとは、「クリヨー.ド.ヴァン」がその法則に当て
はまらないことを願うだけである。
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