ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

蕎麦屋での風景

2008年11月25日 | Weblog


「更級」で、テレビのニュースを見ている時のこと。
最近は、何故か若い客が増えている(多分、ネットの
せい)。
以前は、滅多に見なかったのだが、今日も二十代と思
しきカップルが二組いた。
それぞれに話に夢中で、ニュースなどは聞いてないよ
うだった。
ところが、その二組の視線が、突然、テレビに釘付け
となったのだ。
何事かと思ったら、「西村和彦」が事故にあったとい
うニュースが流れたのだった。
と言っても「西村和彦」って誰、と多くの人は思うの
ではないか。
こちらも誰だ、と思って写真を見たら、ああ、あの人
かと判ったという具合なのだが、彼らカップルはその
点は始めから判っていた様だ。
凄い集中ぶりで、こちらが会計を済ませようが全く目
に入らない様子。
それにしても、こんなことそれ程関心を持つことか、
と思わずはいられなかった。
たかだか俳優が怪我をしただけのニュースだ。
そしてそれに対する異常とも思える(こちらからすれ
ば)反応、どうしても程度というものを考えてしまう。
昔は、この手のものは無視さえしたものだが。
現代の若者に対する芸能界の占める位置、を垣間見た
というやつである。
今の首相がマンガしか読まない、と同じ背景を感じて
しまうのだが。
これは、単なるこじ付けか。

それにしても、外は雨。
寒い。

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