コルニッションではなく、コルニションだった。何の話かというと、小胡瓜の酢漬け(ピクルス)のことだ。今瓶を見たらCORNICHONSとあった。
というわけで、今日はアジアカップの決勝だ。それにしても、嘗てこれほど騒がれたアジアカップはあっただろうか。前回優勝した中国大会の時はこれほどではなかった(中国の反日応援は凄かったが)。今回は、まるでWCのような感じさえする。これは去年のWCの成績のせいか、そしてその記憶がまだ鮮明に残ってるということなのだろうか。照準はWCなので無理することはないと思うが、ここまで来たらオーストラリアには勝ってほしい。
レンタルでキャスリン・ビグローの「ハートロッカー」を見る。しかし大して面白くなかった。手持ちカメラの不安定な動きで、ドキュメンタリー的現場の緊迫感を演出するとか、色んな工夫をしているのは分かるが、映画としての魅力は感じなかった。半分は寝てしまった。
それより面白かったのはブラジル映画の「シティ.オブ.ゴッド」。実話に基づいた、スラムの少年ギャングの話だが、まあそれにしても子供の時から銃でバンバン人を殺す。こんな人殺しが日常の世界で暮らしていたら、基本的な倫理など植えつけられるわけがないとそのひどさに呆れるが、実際ここまでなのだろうかと少し疑問にも感じる。しかし、ロナウジーニョやアドリアーノがサッカー選手でなかったら、ヤクの売人かギャングであったという話からすると、強ち大袈裟ではないのかもしれない。今現在、メキシコが麻薬戦争真っ只中で何万という人が殺されていたりと、こんな世界が常に存在しているというのは間違いなさそうだ。それにしても、救いのない世界でした。