ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】Ristorante e Caffe Nao [洋食@千歳]

2008年03月14日 22時04分26秒 | 外食記録2008
Ristorante e Caffe Nao(リストランテ・エ・カフェ・ナオ)[洋食@千歳][HomePage][食べログ.com]
2008.2.23(土)11:45入店(初)
注文 Bコース 2300円

・千歳市街から支笏湖線(道道16号線)を支笏湖へ向かって進み、高速道路をくぐって更に1kmほど進んだ左手にお店の看板があるので、それに従って左折し、細い道をまた100mほど進んだところにあるお店。
 
・この日は大雪の日だったので除雪をしていました。古い何かの建物を改装した店のようです。
 
・落ち着いた雰囲気の店内。客の姿は無し。窓からは裏庭が見わたせます。山中なので夏だと景色がよさそうです。

・自家製パン。ナプキンに直置き。何気なくひと口食べてビックリ。外はカリカリで内はしっとり、フランスパンと食パンとカステラとパウンドケーキを足して4をかけたような(?)、ほんのり甘い不思議な食感。なんじゃコリャ!??
 
・前菜。「今まで自分が生ハムだと思って食べていたものは何だったんだろう……」という生ハムでした。単に普通より厚く切ってあるとかそういう問題ではないと思います。カニカマボコしか知らない人間が本物のカニを食べるとこういう衝撃を受けるのかなと思わせる一品。野菜の味も "濃い"。見ただけではわかりませんが、食べると全然違います。太陽の光のエネルギーがみっちり詰まってるぜー!と素材が訴えかけているような。この季節だと道外産かと思いますが、いったいどこにこんな野菜が??
 
・ゴルゴンゾーラのパスタ。『チーズ風味』ではなく、これはもう『チーズそのもの』と言いたくなるような、むせ返るような香り。何の味つけなのかわかりませんが、苦味のきいた意外な味のクリームソース。大人の味。

・エスプレッソコーヒー。「エスプレッソってこうだよね!!?」と思わず声が大きくなってしまいそうな、トロッとした舌触りのコーヒー。これまでは器が小さいだけのなんちゃってエスプレッソしか口にしたことがありませんでしたが、ようやく小さい器に相応の超濃縮コーヒーに出会えました。
 
・デザートのプリン。昨今流行りの『ドロドロ系プリン』の逆を行く、「これがプリンじゃぁー!!」と言わんばかりの、豆腐ほどの固さの硬派なカスタードプリン。母の手作りを思い出す懐かしい味がします。右は、我ながら美味しそうな写真。
・このようなコース料理だと、メイン料理に力を入れて前菜やデザートはそのおまけ的扱いであることがほとんどですが、この店ははじめのパンから食後のコーヒーまで全て均等に力を配分している印象です。ことごとくこちらの予想をくつがえされる内容に、久々に料理を食べて感動しました。ごちそうさまです。
・料理にクセがあるので、小さなお子様や偏食の激しい方だと食べられない料理が出てくるかもしれません。
・店名が「ナオ」なのでなんとなく女性シェフの店を想像していたのですが、そうではありませんでした。
・この時は、私のほかは客が一組のみ。どうしてこんなに空いていたのか不思議です。悪天候のせいでしょうか。また、他のブログの評判を見ても、せいぜい「おいしかった~」という程度の冷静な評価ばかりなのも、ちょっとよく理解できません。この日の料理がたまたま大当たりだったとか?? こんな店はなかなか無いと思うのですが。。。
そんな訳で、こちらのお店、
【外食記録】2008年 また食べに行きたい店

暫定第1位!

で~す。
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【論】Nagamachi,2002,Kansei engineering as a powerfu~

2008年03月14日 08時03分24秒 | 論文記録
Mitsuo Nagamachi
Kansei engineering as apowerful consumer-orientedtechnologyfor product development
Applied Ergonomics(England) Vol.33. 289-294 (2002)  
[PDF][Web Site]

・感性工学の紹介。感性工学に基づいて開発し実際に発売された車や化粧品、そして "感性" を利用した商品開発システムなどを例にとって解説。
・ポイントは消費者にとってより満足度の高い製品の開発。いかに消費者個人個人の希望・嗜好を製品に織り込むかの技術。

・感性工学とは「Kansei engineering aims at translation of kansei into the product design field including product mechanical function.
・感性とは「When a customer wants to purchase something, for instance, to buy a car, TV set or clothing, he/she will have a kind of feeling such as "graceful and looks intelligent, but not so expensive...". This feeling is called "kansei" in Japanese. The kansei means the customer's psychological feeling as well as embracing physiological issues.
・「Kansei engineering or kansei ergonomics was founded at Hiroshima University about 30 years ago (Nagamachi, 1989, 1991, 1995a,b, 1999).
・「All products developed by the kansei engineering have had good sales in the market so far, because it aims to implement consumer's feelings and images (kansei) in new products and then the customers are willing to buy them.
・まとめ「If the sensing of the customers' kansei is anticipated accurately, the product development will be successful. Otherwise, the new product will be very difficult to fit to the market, even if kansei engineering is utilized.
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