モリエール [洋食@札幌][HomePage][食べログ.com]
2008.3.9(日)11:30入店(初)
注文 ランチコース(6400円・3600円)+ 飲み物 1050円 + サービス料5%
★ホワイトデー企画第二弾! 今回はB様と、札幌円山でフレンチのランチです。
・円山の北一通り沿い。北海道神宮の正面入口の向かい側あたりにある、三階建てのマンションの1階です。時々通る道ですが、こんな店があったとは気がつきませんでした。あまり目立たない店です。
・マンションの側面に地下駐車場への入口があり、三台駐車可能。
・お店には一番乗り。窓際の丸テーブルの席へ案内される。
・こちらのお店は、系列店が真狩村のマッカリーナのほか札幌を中心に5店ほどあり、その中心的な店で、札幌ではそこそこ有名なお店のようです。
・店内はほどほどの広さ。座席数は30席くらいでしょうか。
・BGMは得体の知れないクラシックっぽいピアノ曲。
・ソレイユ(シャンパン&パイナップル):食前酒。普段なら "水" となるところですが、ブログのネタということでB様に無理矢理注文してもらいました。大人味の飲み物。
・グリンピースのスープ:はじめにカップだけが用意されていたので、これはいったい何だろう?? と思っていたら、店員さんが急須のような容器を持ってきて、このスープを注いでくれました。なるほど、そういうことか。とっても優しい味でした。とにかくその色彩が美しい。
・パンとバター:パンは焼き立てで、しばらくプチプチと音がしていました。バターのこのマークはどこかで見たことあるような…… たしか、エルム楽器のロゴがこんな感じ??
・冬に美味しい野菜の取り合わせ 生ハムとエルブの香り:各野菜について説明してもらいましたが、食べたことも無いような野菜がいくつか。とても全部覚えきれません。説明によると、できるだけ道産の食材を使うよう心掛けているが、今の季節はどうしても道外産の物も使わざるを得ないとのことです。夏になると道内産の食材が増えるそうです。
・真狩産じゃが芋のニョッキ バジルのブイヨン(3600円コース):バジルのソースの香りがふわっとふくらむ。
・マスを使った料理(6400円コース、※メニュー変更):刺身と焼魚の中間の、なんとも絶妙な火の通り加減で不思議な食感。ミクロン単位の精度の火加減で、まさに職人技。
・口直しのレモンと紅茶のシャーベット。炭酸系の食感。すっぱーい!
・ホールのスタッフは三名で、どの方もとっても感じの良い方でした。テーブルの会話の切れ目にさりげなく現れ、食材についての話を聞かせてくれたり、料理の写真を撮っていたら「お撮りしましょうか」と記念写真を撮ってくれたりと、客とのコミュニケーションを非常に大切にしていました。接客サービスとはこういうものだ、というお手本を見た気がします。
・ふと気がつくと、周囲は客でいっぱいで店内ほぼ満席になっていました。人気の店なので予約必須。
・肉料理(3600円コース、※メニュー変更):見た目と味からたぶん豚肉です。店員さんの説明は右から左に抜けてしまいました。黄色いソースはマスタード。付け合せはタマネギ、ニンニク、ジャガイモ。このタマネギが甘くてとろけて、なんとも美味。たまらーん。
・美瑛産牛ヒレのポワレ お芋のギャレットとビーツのロースト ソースマデラ(6400円コース):骨付き肉。付け合せは、パリっとしたナゾの物体でマッシュポテト(?)を包んであるもので、泡立っているのはチーズです。
・ジャガイモのグラタン:小さな鉄皿に乗って登場し、半分ずつ店員さんが取り分けてくれました。これを口にしたときの舌触りには感動。舌で触れただけで、固形だったのが粒子状になってしまう未体験の食感。角砂糖がさらさらのグラニュー糖になるような、と言っても読んでる人にはさっぱり伝わらなさそうですが、これは実際食べてみないことには。。。ジャガイモにまだこんな引出しがあったとは。それを引き出す料理人の腕もまた素晴らしいと思います。
・デザート六種:テーブルのそばにこれをドーンと置かれたときは、思わず「うわぁ~~!」と声をあげてしまいました。店には一番乗りだったので、まだ誰も手をつけていない完全な状態です。う~ん、どれにしようかなぁ~ そこで、恐る恐る聞いてみました。
「選べるのは、一種類だけですよね……?」
「いいえ。見た目に寂しくなってしまうので最低二つは選んでいただきたいのですが」
「ええっ!? それじゃあ、二人で合わせて六品全部ってのもありですか!?」
「もちろん! よろこんで!」
ヽ(*´∀`*)ノ ワーイ!!
・取り分けられたデザート。オマケの焼き菓子つき。三枚目の写真は、さらにオマケのヨーグルトのようなチーズ(名前失念)。
・濃い目のコーヒー。おかわり自由。
・ここまでわりと淡々と書いてきましたが、どれもこれも、おいしいぃぃぃーーー!!! くて大満足の料理でした。ただ、野菜が多くヘルシー路線という印象なので女性向けかもしれません。脂っこい "御馳走" を望む人には少々物足りなく感じてしまうかも。また、今回頼んだ二種のコースは三千円ほど(大きく)値段が違うのですが、料理の方には値段ほどの差は感じられませんでした。よって、3600円のコースの方がよりお得に感じられるかもしれません。
・もし、北海道を生まれて初めて訪れる人がいたとして、自分ならどの店を薦めるだろう、なんてことを考えたりします。ラーメン、スープカレー、ジンギスカン、カニをはじめとする魚介類などなど名物料理は数あれど、どれももう一つ決め手に欠ける。そんな中、料理の美味しさにはまず間違いが無いし、『記憶に残る』という点からも、かえってこのような店の方が良いのではないかという考えになりました。
と、いう訳でこちら、『外食記録 2008年 また食べに行きたい店』 暫定第2位 です。
2008.3.9(日)11:30入店(初)
注文 ランチコース(6400円・3600円)+ 飲み物 1050円 + サービス料5%
★ホワイトデー企画第二弾! 今回はB様と、札幌円山でフレンチのランチです。
・円山の北一通り沿い。北海道神宮の正面入口の向かい側あたりにある、三階建てのマンションの1階です。時々通る道ですが、こんな店があったとは気がつきませんでした。あまり目立たない店です。
・マンションの側面に地下駐車場への入口があり、三台駐車可能。
・お店には一番乗り。窓際の丸テーブルの席へ案内される。
・こちらのお店は、系列店が真狩村のマッカリーナのほか札幌を中心に5店ほどあり、その中心的な店で、札幌ではそこそこ有名なお店のようです。
・店内はほどほどの広さ。座席数は30席くらいでしょうか。
・BGMは得体の知れないクラシックっぽいピアノ曲。
・ソレイユ(シャンパン&パイナップル):食前酒。普段なら "水" となるところですが、ブログのネタということでB様に無理矢理注文してもらいました。大人味の飲み物。
・グリンピースのスープ:はじめにカップだけが用意されていたので、これはいったい何だろう?? と思っていたら、店員さんが急須のような容器を持ってきて、このスープを注いでくれました。なるほど、そういうことか。とっても優しい味でした。とにかくその色彩が美しい。
・パンとバター:パンは焼き立てで、しばらくプチプチと音がしていました。バターのこのマークはどこかで見たことあるような…… たしか、エルム楽器のロゴがこんな感じ??
・冬に美味しい野菜の取り合わせ 生ハムとエルブの香り:各野菜について説明してもらいましたが、食べたことも無いような野菜がいくつか。とても全部覚えきれません。説明によると、できるだけ道産の食材を使うよう心掛けているが、今の季節はどうしても道外産の物も使わざるを得ないとのことです。夏になると道内産の食材が増えるそうです。
・真狩産じゃが芋のニョッキ バジルのブイヨン(3600円コース):バジルのソースの香りがふわっとふくらむ。
・マスを使った料理(6400円コース、※メニュー変更):刺身と焼魚の中間の、なんとも絶妙な火の通り加減で不思議な食感。ミクロン単位の精度の火加減で、まさに職人技。
・口直しのレモンと紅茶のシャーベット。炭酸系の食感。すっぱーい!
・ホールのスタッフは三名で、どの方もとっても感じの良い方でした。テーブルの会話の切れ目にさりげなく現れ、食材についての話を聞かせてくれたり、料理の写真を撮っていたら「お撮りしましょうか」と記念写真を撮ってくれたりと、客とのコミュニケーションを非常に大切にしていました。接客サービスとはこういうものだ、というお手本を見た気がします。
・ふと気がつくと、周囲は客でいっぱいで店内ほぼ満席になっていました。人気の店なので予約必須。
・肉料理(3600円コース、※メニュー変更):見た目と味からたぶん豚肉です。店員さんの説明は右から左に抜けてしまいました。黄色いソースはマスタード。付け合せはタマネギ、ニンニク、ジャガイモ。このタマネギが甘くてとろけて、なんとも美味。たまらーん。
・美瑛産牛ヒレのポワレ お芋のギャレットとビーツのロースト ソースマデラ(6400円コース):骨付き肉。付け合せは、パリっとしたナゾの物体でマッシュポテト(?)を包んであるもので、泡立っているのはチーズです。
・ジャガイモのグラタン:小さな鉄皿に乗って登場し、半分ずつ店員さんが取り分けてくれました。これを口にしたときの舌触りには感動。舌で触れただけで、固形だったのが粒子状になってしまう未体験の食感。角砂糖がさらさらのグラニュー糖になるような、と言っても読んでる人にはさっぱり伝わらなさそうですが、これは実際食べてみないことには。。。ジャガイモにまだこんな引出しがあったとは。それを引き出す料理人の腕もまた素晴らしいと思います。
・デザート六種:テーブルのそばにこれをドーンと置かれたときは、思わず「うわぁ~~!」と声をあげてしまいました。店には一番乗りだったので、まだ誰も手をつけていない完全な状態です。う~ん、どれにしようかなぁ~ そこで、恐る恐る聞いてみました。
「選べるのは、一種類だけですよね……?」
「いいえ。見た目に寂しくなってしまうので最低二つは選んでいただきたいのですが」
「ええっ!? それじゃあ、二人で合わせて六品全部ってのもありですか!?」
「もちろん! よろこんで!」
ヽ(*´∀`*)ノ ワーイ!!
・取り分けられたデザート。オマケの焼き菓子つき。三枚目の写真は、さらにオマケのヨーグルトのようなチーズ(名前失念)。
・濃い目のコーヒー。おかわり自由。
・ここまでわりと淡々と書いてきましたが、どれもこれも、おいしいぃぃぃーーー!!! くて大満足の料理でした。ただ、野菜が多くヘルシー路線という印象なので女性向けかもしれません。脂っこい "御馳走" を望む人には少々物足りなく感じてしまうかも。また、今回頼んだ二種のコースは三千円ほど(大きく)値段が違うのですが、料理の方には値段ほどの差は感じられませんでした。よって、3600円のコースの方がよりお得に感じられるかもしれません。
・もし、北海道を生まれて初めて訪れる人がいたとして、自分ならどの店を薦めるだろう、なんてことを考えたりします。ラーメン、スープカレー、ジンギスカン、カニをはじめとする魚介類などなど名物料理は数あれど、どれももう一つ決め手に欠ける。そんな中、料理の美味しさにはまず間違いが無いし、『記憶に残る』という点からも、かえってこのような店の方が良いのではないかという考えになりました。
と、いう訳でこちら、『外食記録 2008年 また食べに行きたい店』 暫定第2位 です。