紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

甲斐駒ヶ岳(2967m)登頂

2006-05-07 09:42:46 | 3・山の日記
とにかく、今年こそ頂上に立ちたかった。
そのため、甲斐駒登山の日は、体調を万全にするため、前日昼頃入山したのに、午後はのんびり長衛荘で本を読んだりして過ごした。
そして、翌日も長衛荘泊まりなので、1日かけて登っておりてくればいいように、余裕をもって日程を組んだ。
山小屋の夜は早く、8時に消灯。

■5月4日

朝4:00 起床。5:00 出発。この時期の5:00。
外はもう明るく、懐中電灯なしでも歩ける。
アイゼンをつけて、出発。

順調に6:20 仙水峠着。
甲斐駒ヶ岳がどーんと立ちはだかっている。


そこからが、大変な登り。
でも、甲斐駒を登るためには、通らなくてはならないルート。
急だし、高度もあがって、3歩登って、ハアハア、というのを繰り返す。


それでも、とりあえず足を動かしていれば、少しずつ上に登れるもので、振り返れば、仙水峠がはるか下に見える。



ようやく、8:00 駒津峰(2752m)頂上。


それから、やせた尾根を下る。
下りきったところで、ストックからピッケルに持ち変える。


8:40。いよいよ甲斐駒の登り。去年、最初の大きな岩が越えられなくて引き返したが、今回は時間の余裕があるので、越えられた。やったー!

そして、上を見ると、先を行く人が小さく見える。



アイゼンをはいているので、なるべく雪のある所を通って行く。
雪壁は、かなり急なところもある。けど、最初の岩ほど、越えるのが大変なところはなかった。



10:00 甲斐駒ヶ岳山頂に立つ。(写真トップ)

北岳、仙丈ヶ岳、荒川三山、赤石岳、アサヨ峰から鳳凰三山、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、富士山、ありとあらゆる山が、くっきりと見える。すばらしい展望。

10:30 頂上をあとにする。あとは、急がないので、ゆっくり下る。

12:00 駒津峰山頂で昼ご飯を食べ、

3:00  長衛荘着。


とてもくたびれた1日だった。どのくらいくたびれたかというと、その日は、5:00に夕飯を食べると、6:00にもう寝てしまったほど。
甲斐駒が岳は、とても登りでのある山だった。

でも、くたびれたけれど、体調はよかったので、翌日下山する前に、仙丈ヶ岳に登ろうということになった。

計画表

仙丈ヶ岳(3032m)登頂