紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

久しぶりの映画「マンマ・ミーア」

2009-04-04 16:29:40 | 13・本・映画・演劇・音楽など
メリル・ストリープは好きな女優である。
「激流」で実際に川下りにいどんだり、「ミュージック・オブ・ハート 」でバイオリンの教える役をするために、自分もバイオリンを弾けるようになったり、いつも体当たりで役にぶつかってくる。

そして、「マンマ・ミーア」では、アバのヒット曲にのって歌ったり踊ったり飛んだり跳ねたり。
上映されてからずっと見たいと思っていたのだけど、とうとう最終日、最終回ぎりぎりに見に行った。

楽しいミュージカル映画だった。

舞台はエーゲ海に浮かぶリゾートの島。ドナ(メリル・ストリープ)は、この島で小さなホテルを経営している。
最初のシーン、夜の島が写し出されるが、星がちりばめられた空は、地球も同じ星の一つだなあと思わせられて、引き込まれる場面だった。

ドナの娘ソフィアは、シングルマザーのドナに育てられる。父親は誰かわからない。結婚を前に、誰が父親か知りたくて、その頃ドナがつきあっていた3人の男性に、ドナの名前で結婚式の招待状を送る。父親とバージンロードを歩くために。

そんなストーリーなのだけど、最後はドナが結婚することになる。そこはヨカッタという人と、結婚しない方が・・という人に感想が分かれるところだろう。
まあ、結婚しないと、娘はホテルを手伝うことになり、外の世界には出て行けないのだけど・・。

そういうことはさておき、こういう映画はただ楽しめばいい。ほんとうにオバサン達が元気な物語。
ドナの友達3人の昔のバンド仲間の歌と踊りも、のりのりで楽しく、これからの人生は、むしろ、そういう心許せる仲間と一緒に楽しく元気に歳をとっていくことこそ大事じゃないか。ドナが最初に船で港にやってきた2人と出会った時のはじけ方も、すごくいい。
などと、ほとんど娘のソフィアよりドナに感情移入して見てしまった。もちろん、娘のドナもかわいいし、歌もよかったけど。
メリル・ストリープって、やっぱりオバサンになっても魅力的。というより、オバサンになってから魅力的になった人だね。