紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

コーボルトヒュッテ

2009-04-20 17:58:35 | 15・心に残ること
先週栂池に行った時、前日に出発し、となりのスキー場白馬乗鞍の麓にある「コーボルトヒュッテ」に泊めてもらった。
オーナーの富野さんご夫妻とは、ヒュッテを始めた33年前からの知り合いである。

 


前回3月に栂池に行った時、さとさんと一緒に南小谷駅に送ってもらって行く道々、急に富野さんたちはどうなさっているだろうと思った。
最近はゲレンデスキーをしないので、9年ほど前に行ったきりになっていた。
気になったら急にお会いしたくなり、次に行く時には、ぜひ連絡をとって泊めてもらおうと思ったのだった。

3人のお子さんがいたが、家の子ども達より少し年上なので、夏も冬も、行くたびによく遊んでもらった。

長男のT君と娘。

 


T君は今、小谷の道の駅で働いているというので、会いに行った。富野さんとT君。

 


時は流れ、もう立派な若者になっていた。2人のお子さんのお父さんなのである。

そこで、T君に会ったら、「3月に栂池のゴンドラで、似ている人がいるなあと思っていたんだよね。」という。
でも、人違いかもしれないので、私に声をかけなかったとのこと。

ほんとうに驚いた。まさに、それは私ではないか。
そんな視線を感じて、急にコーボルトヒュッテのことを思い出したのだろうか。

その夜は、奥様と一緒にワインを飲んで、話しをして、楽しい夜を過ごした。
話しているうちに、翌日泊まることになっているひらたさんの家とは、子ども達も孫達も同級生なのがわかった。



来年も栂池に来た時には、訪れる約束をした。