紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

立山・2日目

2012-05-28 07:03:27 | 4・テレマークスキー日記
2日目、3日目は天気が悪い予定だったが、はずれて、ピーカンの晴れ。

朝日が昇るのが見える部屋なので、5時には目が覚めてしまう。




2日目は、一の越まで上って、御山谷を滑ることにしていた。




外に行くと、ガイドの鳥山さんと、生徒さんが2人いらしたので、どちらに行くかうかがうと、御山谷ということだった。私たちと同じコースだ。

8:10 私たちもシールを貼って出発。







一の越山荘は、すぐ近くに見えるのに、これがなかなか着かない。

朝早いので、昨日のようにぐずぐずとした雪ではなくて、上りやすい。







山荘が近くなった。最後の急斜面は大きく回って上って行く。




9:30 一の越に到着。

ようやく着いたと思ったら、すごい強風が吹いている。シールをつけていなかったら、風でどこかに押されていってしまいそうだ。

山荘に入って、休憩をすることにした。

休憩しているうちに、こんなすごい風の中を、宿泊しているのとは反対方向に滑っていったら、なにかあると困るのじゃないかと心配になる。
今年初めてテレマークスキーを始めたMさんのことを考えると、ここまででいいのじゃないかと思った。

ためしにツボ足で、おりてみると、すこしは風が弱まるが、やはり強い。とりあえず、写真など撮る。







また山小屋に入って休んでいると、鳥山さんたち3人が上ってきて、休憩した。

私が風があまりに強いので、このまま引っ返そうと思うというと、鳥山さんが、何が心配ですか? とたずねてくれた。

昨日、シールの袋が飛ばされたので、万が一、反対斜面に、シールが飛ばされるとどうにもならないし、この風で、シールの着脱もどうなのか見当もつかない。

というと、それについての解決方法を教えてくださった。ありがたいことだ。

10:50 再び外にでると、風がすこし弱まったし、アドバイスも頂いたので、すこしだけ滑り降りてみることにした。




御山谷は、ほんとうに滑りやすい斜面だ。







上り返しを考えて、目標の大岩までの半分のところで、引っ返すことにした。




また一の越目指して上って行く。



12:10 一の越に上り着く。

それから、その日は、昼ご飯はみくりが池で食べようということにしていたので、滑りやすそうな斜面を見つけて、おりていった。




しばらくして、アクシデント。

Mさんの板が、雪の下にもぐってしまい、ストップした。
板が雪の中に埋まって見えないというので、靴を板から外すようにいった。

そうしたところ、板が1本見えなくなってしまった。雪の下に穴があいているというのだ。

それで、そこまで、私もさとさんも、階段登行で行こうとするが、雪がぐずぐずだし、急で、ずりずりと落ちてしまう。




ようやく、Mさんがストックで、板を探り当て、スキーをセットすることができた。

後で考えれば、急がばまわれ。キックターンをしてから、登山道をゆるやかに上り、Mさんと同じ高さまでいって、水平に戻ればよかった。

しばらく滑って、後ろを振り返って、さとさん、Mさんを写すと、けっこう急な斜面である。何事もなくてよかった。




また滑り降りてゆくと、雷鳥が遊んでいた。今回はたくさんの雷鳥を見た。







1:45 やっと、みくりが池温泉に到着。2時が昼食オーダーの最終なので、ぎりぎり間に合った。

その日はそれで行動はおしまいなので、生ビールでカンパイ!




げんげの唐揚・白海老の刺身、蛍烏賊の沖漬定食をいただいた。




その夜は、鳥山さんと2人の生徒さんと一緒のテーブルで食事。スキーのことやら、なにやら、たくさんの情報をもらった。楽しいひとときだったし、いろいろ教わった。







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