紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

「ぼくらは鉄道に乗って」を連載していた時

2017-01-19 15:58:48 | 2・仕事の周辺
今思うと不思議な気がするのだけど、三宅島に家を借りて、住む準備を始めたのは、この連載が始まる直前だった。
家具を買ったり、電気製品をそろえたり、寝具を整えたり、台所用具をそろえたり。
けっこう忙しかった。

そのため、住む場所を決めたのも、家を決めたのも夫だった。
家の準備と連載に追われていて、私は見にいけなかったのだ。
原稿を送らないとならないので、ネットが通じないところには行くことができない。
それだけは早くしてと頼んで、やっと、ネットが通じたと連絡をもらうと、すぐに、飛行機でいった。
行ってみたところ、考えれば当然なのだけど、島には電車が通ってない。

私は列車がすごく好きで、それで書き始めた物語なのだけど、電車が通っていない島で、鉄道少年たちの話を書いているって、なんか変だなあと思っていた。

飛行機の窓から、初めて見た三宅島の景色。ガスっていたので、島にただ一つある雄山が見えない。
山も好きなので、早く雄山に上れる日がきてほしい。今は火山ガスがでているため、入山禁止になっている。