紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

白馬スキー・1日目

2014-03-14 06:54:17 | 4・テレマークスキー日記
3月9日(日):テレマクリ

さとさんご夫妻が、3月8日、9日のてれまくりに参加し、その後3日間白馬でスキーをするという。
それを聞いて、ちょうど仕事の区切りがついたので、一緒にスキーができないかなあと考えた。
ホテルを予約しようとしていたら、さとさんが、一緒の部屋に泊まったらいいよ、というのでお言葉に甘えることにした。

最初は月曜日に行くつもりだったが、久しぶりに白馬に行くので、日曜日にコーボルトヒュッテに泊めて頂けないか伺ったところ、OKの返事を頂き、前泊することにした。
そうしたところ、
「せっかく日曜日に来るなら、ちょっと、てれまくりに顔出したら。いつもスキー道具を買ったりするときにお世話になっているブンリンさんにも会えるよ。」
とさとさんにいわれ、朝出発して、午後てれまくりを見に行くことにした。


8:01 の南小谷直通の中央線あずさ3号に乗る。中央線は大好きなのだけど、白馬に行くには、あまりに時間がかかり、バスの乗り継ぎも悪い。

11:42 南小谷駅に到着 11:58 のバスを待って、白馬乗鞍の里見に行く。

コーボルトヒュッテに寄って、荷物を置いてから、ヒュッテのご主人に栂池まで送って頂く。

1:00頃着いてみると、すごい人。さとさんを探していると、すぐに私を呼ぶ声がする。
さとさんが、待っていてくれた。

行ったとたん、いつもお世話になっているまほろば倶楽部の石木田ひろさんとご家族に会う。
その後は、ブンリンさんたちのところに行った。

板を試乗するMさん。




さとさんが板を試乗するというので、乗鞍スキー場の伝説のテレマーカー(?)、シェルパ高橋さんと 3人でゲレンデで滑る。
私のはステップの板なので、うまくゲレンデを滑れなかったけど、いろいろな方と出会えて、楽しい日だった。




その昔は、一本杖で滑っていたそうだけど、その集団。




何年か前に、コルチナで会ったびーさんにも声をかけて頂く。
「ブログ見てますよ。」といわれたけど、今回のスキーでは、お二人の方から「ブログ見てます」と声をかけて頂いた。
日々の記録を書いているだけのブログですが、もしよかったら、びーさん、Sさんご夫妻、コメントをくださいね。
最終日に出会ったSさん夫妻は、その昔、テレマークスキーを始めた年に、ロッジまほろばで出会った方々でしたが、私もよく覚えていました。
Sさんも覚えていてくださいましたが。

その後、みんなで記念撮影をしてから、お茶にする。




さとさんたちに、コーボルトヒュッテに送って頂く。
初めてコーボルトヒュッテにお世話になったのは、もう37年も前になるが、その時に2歳くらいだった娘さんのOさんが、1歳の息子を連れて、お友達と泊まりにきていた。
あの時のOさんと、子どものK君とダブって、時の流れを感じた。お会いできて嬉しかった。




滑り足りなかったので、BCクロカンをはいて、近くを散歩する。やっぱり、BCクロカンはいいなあと思う。
森の中を歩く。すると、木の陰からカモシカがのぞいていた。







夜は、久しぶりに、オーナーのTさんとお酒を飲みながら話しをした。暖炉の火があたたかい。




夜おそく帰ってきたT文くんとも少し話しができて、楽しい一夜だった。

そこでのバックミュージックは、昔懐かしいEPレコード。やはり、CDとは音のやわらかさがちがって、すごくいい。





夜も深々とふけていった。


◆ 白馬スキー:1日目・2日目3日目4日目




十勝の大豆

2014-03-06 17:52:57 | 17・畑・保存食・手作り品など
2月初めに、美瑛に泊まって、スキーツアーに行った時に、インストラクターの川上敦さんから大豆を頂いた。
これがまたほんとうにおいしい。

その時にさとさんから、大豆は、煮るよりも蒸す方がおいしいと教えてもらった。
大豆はやわらかくなるのにけっこう時間がかかる。それで、一度にたくさん蒸して、使わない分は冷凍しておくことにした。

昨日はひじきと一緒に煮た。
サラダに入れてもおいしい。
なにより健康にいい食材なのが嬉しい。




川上さんは、スキーシーズンオフの時には、近くで農家を手伝っているとのこと。
スキーが上手で、教え方も上手なのはもちろんだけど、農夫もとっても似合う感じ。
最初に会った時にもそう思ったけど、イメージは「大草原の小さな家」のお父さん。
家も、手作りな感じだし、料理用のストーブもすごくすてきで、大草原の家みたい。








来週急にスキーに行こうと決めたので、今週は、大忙し。
なかなかブログも書けないけど、元気です。





映画「永遠の〇」をみてきました

2014-03-02 09:35:08 | 13・本・映画・演劇・音楽など
昨年、百田尚樹さんの原作を読んだ時から、映画を見たいと思っていた。
その後、百田さんの言動では、ちょっとあれっ? と思うこともあったが、あれほどの本を一気に読ませる筆力はすごいと思っていたので、どんな風に映画化されるか見てみたかった。
そして、なかなか見に行けなかったけれど、昨日やっと府中の映画館で見てきた。
封切りされてから、ずいぶんたつのに、映画館はけっこうたくさんの人で埋まっていた。




そして、原作もよかったけど、映画もよかった。
内容をすでに知っていたので、なぞときの部分は、どうしても本の方がより強く引き込まれたということはあるけど。
特攻隊を自爆テロだという人が、お姉さんの恋人から、友だちに変わっていたほかは、ほぼ原作に忠実に描かれていた。

主演の岡田准一さんは、最初イメージに合うかなあと思っていたが、映画をみてみると、見事に演じきっていたと思う。
まあ、とにかくカッコいい。物静かだし、やさしいし、女性でも男性でもひかれてしまうような人物だ。

ただ、一つ、なぜ特攻に志願して、最後生き延びるチャンスを棒にふってまで、死んでしまうのか、映画の方が少しはっきり出していたような気がした。
そこが、ほんとうはそうかなあと、ちょっと疑問に思ったところ。わからないままの方が、真実に近い気がする。

そして、今の映画は、CGを駆使して、ほんとうに臨場感あふれる場面が展開していた。


昨日はここまで書いたのだけど、一日たってみると、ちょっと心に引っかかったことがある。
宮部久蔵が一時帰宅して、戦地に赴くときに、妻に必ず帰ってくる、たとえ死んだとしても帰ってくる、といい残す。
そして、宮部の教え子が、宮部の妻子を探し出して、しばらく援助をするために通った後、これからの人生を一緒に生きると決める時がくる。
その時に、妻が、後の夫になる人に「死んでも帰ってくる」という言葉はこういうことだったか、みたいなことをいうのだけど、それはいわない方がよかったのじゃないか。
いわなくても、見ている人は感じたことだ。
それと、最後のシーンで、宮部はさわやかに笑って、特攻出撃していく。だけど、最後まで特攻に志願せず、生きて帰りたかった人が、こんなにさわやかにはいかないと思った。。