意志のなかにいる

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「水銀党」とか作ったら何票ぐらい入るんだろう アニメ感想

2007-07-21 08:40:36 | アニメ感想(07・08・09年)
モノノ怪 「座敷童」 。


大丈夫だよ、ノイタミナのアニメーション


超ハイセンスな「まんが日本昔ばなし」
ってのが第一印象。

大和絵ってのは既存のアニメ絵とは
あきらかに違うエモーションを視聴者に
あたえるわけで、当然そのあたりを意識した
演出も異質にならざるを得ないわけだ。

この時点で「異形モノ」の成功は成っているので
あとは「見栄」を切れば拍手喝采とあいなる。

そんなわけで、とりあえず「こういうアニメ」
ってだけで評価してしまうので
「慣れて」こないと正確な評価は難しいかも
しれない。

・・・にしてものっけから「妊婦」をだしてくるとは
この恥知らずっっ(褒めてる
いや、誤解を恐れずに言うと、一番この話で「異形」
だったのは「妊婦」だったのかもしれないなあ、と。
それにくらべればあの薬師もオババもそして座敷童すら
大した「異」なるモノではないのではないだろうか



魔法少女リリカルなのはStrikerS 第16話
「その日、機動六課 (前編)」


しあわせ家族計画


戦闘パートだけんども、すこし脇道に
それてみる。

ヘリの中で「なのはママ」についてあれや
これやのやりとりがあったのだけど
興味深く見てた。

なのはが養子を取ることに慎重なのは
自身の子ども時代にちょっとさびしい思いを
してきたことや、生来の真面目な性格から
いいかげんな気持ちでは引き受けられないって
考えているからなのだろうけども、
そういえばこの「なのはワールド」は
「家族」ってものの扱いがなんやかと
「いわくつき」だよなあと気付いた。
(聞きかじりの「トラは」の世界観も少し
考慮に含む

「日本」っていう土壌を考えると「家族」
っていう「設定」は若干「奇形」に
ならざるをえないところがあって、それはまあ
「お約束」ってことで処理がなされるのが
大半なのだけど、「なのは」ではそれが看過
しうる許容量をオーバーしうると少なくとも私は
感じた。

無印とAsまでの主要登場人物達に共通することは
「家族」についての寂しさをよく知っているがゆえに
強く、優しいということで、そのあたりは今回の
ルーキーさん達もある程度踏襲しているわけだ。

しかるに今回、「妨害者」側の事情がまだちょっと
把握しかねる。
「造られたモノ」同士ってことだけど、そこそこ
チームワークは良好な感じで、そのあたりは
ゼオライマー」なんかとは趣旨が違っている。
で、数が多い、正直キャラと名前が一致しない(笑

そんな感じで、今までとは少し毛色の違う相手ということが
わかるわけで、「家族」っていうより「ファミリー」
といったところか。

加えて、「時空管理局」という組織内部にも
なんやかやとキナ臭いところがあったり
忘れそうだけど「聖王協会」なんていう
協力者っぽい人達もいるわけだ。

そうやって「家族ゲーム」から「外部性」を
獲得した「なのは」の世界がどういう結末を
迎えるのかっていう期待は、作品が「成長」していく
のを見守っているような気持ちで、これだけは他の
作品にはないものだなあと思った。

コメント
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