デュラララ!! 第11話「疾風怒濤」 ○!
いやあもう、こういう凄いシーンが1つでもあればお釣りがくる
もちろんあれです携帯が一斉にピピピって鳴り出すとこから
セルティさんが吠えるところまでの一連のシーン
ダラーズの創始者だった帝人の「指令」も的確でしたねえ
「視ろ」と
つまり「視て」いる私たちも巻き込んでいるわけでまさしく数の暴力
ただまあそれらが政治・経済的な意図っていうげすな理由から離れて
純然たる「集団」っていうファンタジーが成立しているところに
爽快さがありますです
そしてそれが終わってまた一人になったところで帝人に凶刃が迫る
ってところでヒキ!コードギアス以来のうまさ
はなまる幼稚園 第11話
「はなまるな押しかけ女房/はなまるなお話」 ○
心の風邪の処方箋
まあ杏にしろ桜先輩にしろ山本先生にしろみなさん
ひたむきですよ、そういうのはかつてはオトコノコが
担っていたポジションだったけどねえ
躓いた山本先生を支えたあたりがつっちーの今後を占って
いるような。これからもそうしてあげなされ
とある科学の超電磁砲 第24話 「Dear My Friends」と
とある暇人の物語総括(たわごと) △+
私たちが私たちでいられる場所
「とある魔術の~」がトンデモ能力と幸運を兼ね備えた主人公の
英雄譚だったとして、科学サイドは方向性としては
(ライトノベルとしては)平凡な少女達の日常観察ってのを
選んだような気はする。話しのまとめ役は上条さんが担っていた
ところを美琴が引き継ぐ形で
一番ワリをくっていたのは彼女かもしれないねえ
彼女がいちばん彼女でいられる場所はトンデモバトルが跋扈する
上条さんの側であろ
さて、では詳細な観察と実験って視点なら誰が最も成果が
あがったかというとそりゃあ佐天さんと木山せんせいってことに
なるわなあ、次点で初春
1クール目はそのあたり質量共にじっくりやっていたから
その分の成果は出ていたかと
で、2クール目はそのあたりの研究対象が拡大した感じで
それ自体はかまわないのだけど、そこで観察がダレた感は
あるなあ、もっとサブキャラにも愛を!
あとそういう人達に視点があたった以上、最終話にもっと出番が
あってもいいような気はする、できれば最終話の1歩手前から
でばっていてもよかった。佐天さんや木原せんせいががんばるのは
当然としてもねえ、そのあたりのうまさは
デュラララの方に軍配があがる
あとはまあ「弱者」のおはなしになったのだから
あのトンデモ超能力を何とかするために「抑制装置」を持ち出した
ってのは気持ちとしては分かるのだけど
どうしてもこう「ご都合主義」感が最後までぬぐえなかったってのは
あるよなあ。抑制装置が物語の活気を抑制するってのは
皮肉なハナシではある。