Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!
第9話 イリヤの選択 △+
「世界は救う」「美羽は助ける」、魔法少女のつらいとこだぜ。
「全部助ける」しかできないんすよね、結局
それって「何も助けない」ってのとよく似ているような気もするけど
ある「世界」に属している「個人」を助けるのだから
結局両方救わないと意味がない。
それに美羽を犠牲にしたところで果たしてどんぐらいの確実性で
「人類」が救われるか、よく分からないしねえ
そんなら自分がやりたいようにやる他選択肢がないわけで
この「選択」の問題はともかく情報開示を徹底して
「両方救う」っていう逃げ場もないぐらい追い込んでいくことによって
はじめて「もうどっちか捨ててもええやろ」ってなるぐらい濃ゆく
煮詰めることによって成立するわけで
そこではじめて作品の「クオリティ」とかが問われるというわけだね。
1クールで「異世界生活はじめました」を納得いく決着にもっていく
というはそういう無茶なことなんだろう、おそらく「世界を救う」ってことも。
ラブライブ!サンシャイン!! 第10話 シャイ煮はじめました △++
シャイニー☆
「ハードな訓練」を「イベント」の名の下に乗り切ろうとする態度
ってのはまあ「若い」しあるいはよくあるメソッドかもしらんね
あるいは「アイドル」やるってことはそういうことなんだろう。
はしゃいでいるのがおるのw特にブランクがあった人がひどい
「カラオケに誘ってしぶしぶついてきていざマイクを握ると離さない人」みたいだ。
メンバーがようやく全員そろって実ににぎやかで、そしてその処理がうまいね
μ'sのみんながいた頃をちょっとおもいだすそういう騒がしさだ
そしてその裏で静かな夜と、友とのかたらいがよいね
賑やかさの中で友達の真剣な想いにも気を遣ってやれるのが美しい
そしてその行為は「スクールアイドル」としてもけしてただの「回り道」ではないはずだ。
クオリディア・コード 第9話 反獄のイデア △+
その目、だれの目
なんとなく「命がけの戦争ごっこ」をやってる図が見えてきましたね
おそらくその先にはもっとひでえ「現実」が待っているような感じだが。
あにぃの見えているセカイが赤かったり、人っけがなかったり
アニメーションとしては「節約」しているけど「荒廃」というのと
ワンセットになっていて、大概そういう「人をはぶく」行為は
作り手側の手間の節約になるっていう皮肉があるねえ。
さてまあそういう「排除」の中で千種さんとこの「兄弟愛」
だけがほぼ救いになっているような、そんな状況だね
かつては立派なオトナや嫁さんが担っていた「避難所」が
すっかり現実味を失って「仲の良いきょうだい」っていう幻想に
すがっているような、そんな現実のすがたなのかもしれない。
魔法つかいプリキュア!
第31話 結晶する想い!虹色のアレキサンドライト!! △(+)
アレキサンドライトの意味は「新たな旅立ち」
ラブーさんが「マホウ界」と「ナシマホウ界」のはざまで
決戦を挑んできたのがちょっと興味深いねえ
そもそもこのラブーさんも、実力はあるけどやる気があるんだかないんだか
よくわからんキャラだったねえ
ハナシ自体も「2クール目」を越えてなんか中だるみ気味になって
いろいろと正当に迷っているかんじがあるね
みらいが言うとおり「私は魔法が好き!」ってのが大事なんだろう
簡単なことのようで、何とむずかしいことよな
ただ「中だるみ」が存在する作品自体がそもそも珍しいので
それも含んでじっくり見守るのも一興かもしれん。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
第9話 ささやかな面目の行方 △+
孤高なる戦士に敬礼!
ちょっと気になるのは「面目」っていう言葉の使い方なのよね
というものいっくんは世間に対する「評判」に頓着がなさそうだから
そもそも酷い作戦が大本にあってしかも現場の指揮が酷いっていう
地獄のズンドコみたいな状況で下っ端が「面目」を気にしても仕様がないかとおもう
また、こういう状況だからこそ相対的にマトモな指揮官が「最高の指揮官」に
見えるっていうことなんだろうねえ、こんな感じで当作品は
「戦争」を通して「人間の馬鹿さ加減」っていうのをごろっと転がして
きているとおもう、「戦争」は利口な人間を平凡にして
馬鹿な奴をどうしようもなく愚劣なやつにするっていうことは
当邦もよく知っているはずなんだけどね。