ビルディバイド -#000000- 第12話 道の果て とまとめ △+
「具現化カードバトルもの」と「現実と無分別なVR世界もの」は
きわめて親和性がたかくて何より「できそこないスタンドバトル」
みたいな展開に言い訳がたつのがありがたいわけだ。
「カードゲーム」のおもしろみはトンチンカンな強さのカードとデッキで
ボコることではなくて、ほんのちょっとした差を知力と洞察力と
そして運で勝つことであって、本来は地味なものなんだよね
しかしそれを「アニメ」の中でルールをいちいち説明しながら
消化することはきわめて困難があって、結局「つよいぞーかっこいいぞー」
に終始することがしばしばなわけだ。
さて、当作品はそのあたりの「馬鹿なカードゲーム」を克服するために
「仮構世界」の概念を使ってある程度のシリアスさを維持していたとおもう
「カードゲームのチャンピオン」が有機コンピューターのコア向きか
どうかは嘘くさいけど「消えるのが前提のヒロイン」を生み出せたのが
カードゲームものの脳天気さを丁度打ち消すぐらいの「残酷さ」
だったかとおもう、まあディーヴァの前のウィクロスぐらい執拗に
それをやったかというと流石にそこまでではないだろうけど。
先輩がうざい後輩の話 第12話 先輩がうざい後輩の話 とまとめ △++
最初のハナシと最後に「うざい先輩」と「青い後輩」を出したのが
いやみが少なくて上手だったかとおもう
というかぜんぜん「うざい」くなかったよねえ武田パイセン
ほぼ理想の社会人で体育会系の人だったかとおもう
まあでも「第一印象」に失敗することはあるわけで
それから最終回までの間にどんだけ好感度を爆上げしたかは
もう想像がつくわな。こんな感じでちっちゃい娘が主人公の
ラブコメはうんざりするぐらいあるけど筋肉モリモリの人が
その相手をつとめるのは「社会人」でもなきゃなかなかお目に
かかれなくて新鮮だったとおもう(PAはあんまり恋バナしないのよね)
あと、当たり前だけどいい会社っすよねw
よい上司、よい同僚、美人の同僚にちっちゃい同僚
学生気分に戻れる機会すらある環境なんだからこれなら就職も
こわくないねえ、まあ現実には果たして存在するのかどうか
徳川家の埋蔵金ぐらい疑問ではあるw
テスラノート 第13話 「御意」についての考察
とまとめについての考察 △+
最後でハナシ的にも画的にも着地失敗したかんじだわな
それは三文悪党のアムロのせいだけではなかろう
「飛行船」っちゅう格好のロケーションなのに
それを「動画」にするのに力尽きたような印象ですわな
くわえて「スパイもの」としては前話まででひととおり
手札をオープンしてしまったのであとは「テスラの遺産」
だのみの無理くりなハナシになってしまってまあ無理があったかと
あるいはもうちょっと尺がとれればって他作品もそうだから
言い訳にもならないけど。やっぱりこういう「エージェントもの」
って「1話完結」が理想的で、「壮大な完結」はむつかしいとおもう
それにしても味方はおおよそスパイには不向きで
「おなかすいた」の連中の方がよっぽど真面目にスパイを
していたのは皮肉だったかもね、まあ平和ボケした当邦で
そのハナシをすること自体に困難があるのだけれども。
逆転世界ノ電池少女
第12話 きみと(みんなで!)逆転したい! とまとめ △+
こちらは手持ちの札を全部切りきった感じがあって、満足した。
そもそも主人公が「歌舞伎町のホスト」とか深夜アニメーションの
主人公としては「やりづらい」設定だったわな
ただ、そこは「オタク文化」が「滅んだ」世界観としては的確で
われわれ「文化」を享受している「現実世界」の住民としては
架け橋として細道くんを許容できるともいえよう。
しかしまあむしろこの場合「文化」を破壊する公権力のほうに
説得力をもたせるのがむつかしいかもな、戦前の武断主義や
惰弱な文化をきらう人たちの意見を極めてクレバーに
導入しなければならないわけで、正直方便が思いつかないね
なんか「外国」から侵略を受けているような感じだったけど
確かにまあそいつらなら「文化破壊」はおおいにありうるね
っちゅうと「現実の」われわれはかりそめでもこういう作品が
平然と垂れ流し続けられる当邦の文化と環境に感謝せねばならんのかもね。
シキザクラ 第12話 未来/SHIKIZAKURA とまとめ △+
「ヒロインの命と世界の存続の取引」とかあんましにも手垢な設定で
にやにやしながら視聴しておったよw(ゆゆゆはもうちょっと真面目に視聴)
「特撮」をそのままにおこしたような設定と動画だったよな
それはたぶん「現実」の「中京」を舞台としてその「地続き」
としてのハナシだったからで、なんなら「特撮ショー」じみた
ハナシになるわけだね、となると僕は現代の「戦隊もの」には
興味がないので、視聴のモチベーションが半減したのは確かだ
くわえてこのオハナシは「異界・鬼」っちゅう「現実(東海)」には
存在しないモノが主要な設定にすえられていたわけで
リアルなハナシとしてはふざけすぎ、仮構のおはなしとしてはきまりよすぎ
的な弱みがあったかとおもう、まあそもそもワタクシ「聖地」的なものに
あんまし好意をもってなくて、長い愚痴になるから辞めますけどw
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、
辺境でスローライフすることにしました とまとめ △+
前期でやってた「おくすりやさん」の転生ものと違って
ぜんぜんスローライフにさせてくれなかったねえw
むしろ「英雄譚」にもっていこうとするのをいかに否定するかが
当作品の「逆説的」なおもしろさがあったかとおもう
また「加護」っちゅうロープレてき「役割」を演じさせる「呪い」
な設定もあるいは反「ゲーム」てきなうまみで
それを「勇者」の「妹」に担わせるのも興味ぶかかったかと
と、こんな感じで当話「なんにもないのがある」ではなくて
「余暇を作り出す為の仕事」をしているようなそういう
隠れワーカホリックのような印象を抱くとこもあったかとおもう
ただ、そうであるがゆえに「恋人」や「友達」の有り難みが
数段増したのはたしかで、それもこれもアレスっちゅう「賢者」が
全ての罪をひっかぶってくれたおかげですわな
というかこいつがいないとギデオン(レッド)さんがたんなる
モテモテの「チート」主人公になってしまって「いせスマ」と
かわらないゆるいハナシになっていたろうから、そこから一段ずらして
くれたっちゅう側面もあって三文悪党だったけどそれなりに
機能していたとおもう、ずっと「賢者とは」という哲学的難題を
与えてくれた彼にRISP。
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