◇ パウエル発言で1000ドルの急落 = ダウ平均は先週1423ドルの値下がり。終り値は3万2283ドルで、ちょうど1か月前の水準に逆戻りした。特に金曜日にはパウエルFRB議長の強硬な発言を受けて、1000ドルを超える下落となっている。パウエル議長はジャクソン・ホールでの講演で「インフレ抑制はやり遂げるまでやり続けなければならない」と、金融引き締めの継続へ強い決意を表明した。
市場はこの1か月間、FRBが‟軟着陸”に成功するという見方を強めてきた。その結果、来年には「利下げもありうる」という観測さえ流れたほどである。だがパウエル発言は、この楽観論を完全に打ち砕いた。このため株価は、1か月前の水準にまで逆戻りしたわけである。しかしパウエル議長は「ある時点で利上げペースを緩めることが適切となる可能性もある」とも言っている。市場はこの表現に飛びつき、今週は反発に転じるのではないか。
日経平均は先週289円の値下がり。時差の関係で、パウエル発言は取引終了後のニュースとなった。このところ2万8000円台でのボックス相場が続いていたが、今週は下落のスタートとなりそうだ。その後はニューヨークしだいの動きとなるだろう。ただアメリカの長期金利が再び3%台まで上昇してきたので、円安が進むかもしれない。やっぱり2万9000円のカベは厚そうだ。
今週は30日に、7月の労働力調査。31日に、7月の鉱工業生産、8月の消費動向調査、6月の住宅着工戸数。1日に、4-6月期の法人企業統計、8月の新車販売。アメリカでは30日に、6月のFHFA住宅価格、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、8月のISM製造業景況指数。2日に、8月の雇用統計。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
市場はこの1か月間、FRBが‟軟着陸”に成功するという見方を強めてきた。その結果、来年には「利下げもありうる」という観測さえ流れたほどである。だがパウエル発言は、この楽観論を完全に打ち砕いた。このため株価は、1か月前の水準にまで逆戻りしたわけである。しかしパウエル議長は「ある時点で利上げペースを緩めることが適切となる可能性もある」とも言っている。市場はこの表現に飛びつき、今週は反発に転じるのではないか。
日経平均は先週289円の値下がり。時差の関係で、パウエル発言は取引終了後のニュースとなった。このところ2万8000円台でのボックス相場が続いていたが、今週は下落のスタートとなりそうだ。その後はニューヨークしだいの動きとなるだろう。ただアメリカの長期金利が再び3%台まで上昇してきたので、円安が進むかもしれない。やっぱり2万9000円のカベは厚そうだ。
今週は30日に、7月の労働力調査。31日に、7月の鉱工業生産、8月の消費動向調査、6月の住宅着工戸数。1日に、4-6月期の法人企業統計、8月の新車販売。アメリカでは30日に、6月のFHFA住宅価格、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、8月のISM製造業景況指数。2日に、8月の雇用統計。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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