◇ 「13日の金曜日」は吉日だった = 先週「13日の金曜日」はイギリス労働党には厄日だったが、世界中の投資家にとっては吉日となった。まずイギリスの総選挙で保守党が圧勝、そのあと米中両国が経済交渉での「第1段階の合意」を確認した。このため将来に対する不安が薄れ、世界の株価は一斉に上昇した。特に日経平均は600円近くも跳ね上がり、年初来高値を更新している。
日経平均は先週669円の値上がり。終り値では、1年2か月ぶりに2万4000円を回復した。一方、ダウ平均は週間120ドルの値上がり。こちらは史上最高値を更新した。しかし世紀の大問題が、これで解決したわけではない。イギリスはEUとの困難な条件交渉を控えているし、米中交渉も“第2段階”へ進める可能性はきわめて小さい。市場がこの辺の評価を、どう下すか。
先週の株価からみる限り、東京市場の方がニューヨークより楽観的なようにみえる。東京では「年末にかけて一段高」の見方も増えているが、ニューヨークの方は警戒感も残っている。しかも実体経済は、アメリカよりも日本の方が悪い。今週は東京市場の楽観ムードが、なお持続するかどうか。世界が注目している。
今週は18日に、11月の貿易統計と訪日外国人客数。20日に、11月の消費者物価。アメリカでは16日に、12月のNAHB住宅市場指数。17日に、11月の工業生産と住宅着工戸数。19日に、11月の中古住宅販売とカンファレンス・ボード景気先行指数。20日に、7-9月期のGDP確定値。また中国が16日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週669円の値上がり。終り値では、1年2か月ぶりに2万4000円を回復した。一方、ダウ平均は週間120ドルの値上がり。こちらは史上最高値を更新した。しかし世紀の大問題が、これで解決したわけではない。イギリスはEUとの困難な条件交渉を控えているし、米中交渉も“第2段階”へ進める可能性はきわめて小さい。市場がこの辺の評価を、どう下すか。
先週の株価からみる限り、東京市場の方がニューヨークより楽観的なようにみえる。東京では「年末にかけて一段高」の見方も増えているが、ニューヨークの方は警戒感も残っている。しかも実体経済は、アメリカよりも日本の方が悪い。今週は東京市場の楽観ムードが、なお持続するかどうか。世界が注目している。
今週は18日に、11月の貿易統計と訪日外国人客数。20日に、11月の消費者物価。アメリカでは16日に、12月のNAHB住宅市場指数。17日に、11月の工業生産と住宅着工戸数。19日に、11月の中古住宅販売とカンファレンス・ボード景気先行指数。20日に、7-9月期のGDP確定値。また中国が16日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます