経済なんでも研究会

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今週のポイント

2021-08-23 07:12:37 | 株価
◇ 日経平均は年初来安値に = ダウ平均は先週395ドルの値下がり。7月の小売り売上高が予想以上に減少、景気の先行きに不安を生じたこと。FRBが7月の政策決定会合に関する議事要旨を発表、金融緩和政策の縮小が早まる見通しになったこと。これらが売り材料になった。いかし安値では買い物も入り、終り値は3万5000ドルを死守した格好。まだまだ地合いは強い。

日経平均は先週964円の値下がり。終り値は2万7013円で、年初来安値を更新してしまった。ニューヨーク市場の軟調もあったが、基本的にはコロナ蔓延に対する不安の増大。秋の政局不安。この2つの不安が、株価を引き下げている。また部品の供給不足による自動車の大幅減産も、売り材料になった。企業の3月期決算は予想を上回る内容になったが、あまり株価には反映されなかった。

今週も市場を巡る環境に、大きな変化はないだろう。ニューヨーク市場では、やはり金融政策の修正が中心的なテーマになる。緩和の縮小が始まっても平気だという強気論が大勢を占めれば、株価はまた上がり出す。一方、東京市場は好材料が見つけにくい。コロナの勢いが衰えるまでは、低迷が続く可能性が高い。

今週は26日に、7月の企業向けサービス価格。27日に、東京都区部の消費者物価。アメリカでは23日に、7月の中古住宅販売。24日に、7月の新築住宅販売。26日に、4-6月期のGDP改定値が発表される。

        ≪23日の日経平均は? 予想 = 上げ≫


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