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経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2022-11-14 08:01:07 | 株価
◇ はしゃぎ過ぎの株価急騰 = ダウ平均は先週1345ドルの値上がり。特に木曜日は1201ドルの大幅な上昇となった。10月の消費者物価が予想を下回る上昇率となり、FRBによる金融引き締めが緩和されるという期待が強まったため。中間選挙の結果を消化できずに生じたモヤモヤ感を、一気に吹き飛ばした。終り値は3万3748ドル、3か月前の水準に戻している。

日経平均は先週1064円の値上がり。終り値は2万8264円で、約2か月ぶりに2万8000円台を回復した。ニューヨーク市場の活況に便乗した形だが、4-9月期の企業決算が予想以上によかったことも幸いした。ただ政府が編成した超大型の補正予算には、あまり関心を示していない。また閣僚が相次いで辞任した異常な事態にも、いまのところは無関心を装っている。

アメリカの消費者物価は前年比7.7%の上昇に鈍化したが、このまま物価が沈静して行くとは思えない。したがって金融引き締め政策の緩和を期待するのも、時期尚早だろう。それにアメリカの企業収益は、明らかに減退してきた。まだ中途段階だが主要企業の7-9月期の純利益は2.7%の増益にとどまっている。今週は先週のはしゃぎ過ぎを反省することになるのではないか。

今週は15日に、7-9月期のGDP速報。16日に、9月の機械受注、第3次産業活動指数、10月の訪日外国人客数。17日に、10月の貿易統計。18日に、10月の消費者物価。アメリカでは15日に、10月の生産者物価。16日に、10月の小売り売上高、工業生産、11月のNAHB住宅市場指数。17日に、10月の住宅着工戸数。18日に、10月の中古住宅販売。また中国が15日に、10月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。

        ≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ”’


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