魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

本道も忘れずに

2007年11月29日 | ワイン ~2020年
昨日ワイン会でお知り合いの方より、このブログのとこで
「何で最近廃墟なの?」と聞かれてしまった。

確かに数人から同様の質問を受けています。
実は答えははっきりしなくて・・・・・、
「人生もう登ってしまったから、下りを見る美学なんでしょうか?」
なんて適当に答えてしまっています。オイオイ

最近このブログも本道を踏み外しつつあるので、ちゃんとワインの
ことも書かなきゃ・・・ですね。
でも廃墟の書き込みも結構お好きな方もいらっしゃるようで、
もうネタもほとんどない状況ですが、見つけた時には書くことにします。

パック入りワインばかり飲んでいては、ワインの話も見つからないので
つい廃墟シリーズに走るのかもしれません。
もうパック入りワインは卒業しましょうね。(とりあえずね)


というわけで本日のワインです。

2006 ネブリナ CS
(チリ、赤、カベルネ・ソーヴィニヨン種、600~800円程度)

まず名前が変です! 長崎では「舐める」を「ねぶる」といいます。
アメを舐めるような、ビチョビチョなイメージです。価格も安物です。
チュッパチャップスみたいじゃないですか!

でも安い割にはブドウが熟して、きれいでハーブを感じさせるベリー香。
かすかに焼き菓子、マシュマロ、密っぽさも出ています。

飲むと、これが美味しいんですよ。
スタイリッシュに整っていて、カベルネらしさもあり、ちゃんとした
ワインになっています。ほんのちょっとですが、焦げたトースト感、
密っぽさを感じる甘さ、旨味、スタイリッシュに酸が利いてきれい。

素晴らしいコストパフォーマンスで、この値上がりの時代に
嬉しい味方でしょう。

カベルネがすごいのか、チリがすごいのか、とにかく嬉しい味方なのです。
コノスルのCS(これも素晴らしいワインです)が濃くて強すぎる方には、
こちらでしょうかね。もうすぐ入荷予定となりそうです。


コメント (2)
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