魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ピチピチの若さの魅力

2007年11月02日 | ワイン ~2019年
入荷したての試飲です。

2005 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(コシュ・ビズアール)
   (仏、ブルゴーニュ、赤、ピノ・ノワール種、2千円台前半)

まず赤紫の花びらを思わせる香りがガンガン上がってきます。
花の蜜やチェリー、ストロベリー、エステル香など。
とてもチャーミングでキュートで愛らしさが惹きつけてくれます。

味は生き生きした果実味と酸味、チェリーや梅を同時に口の中へ入れた
ようです。溢れ出るエキス分、若々しい果実味が踊り出します。
現段階ではちょっと酸が強めですが、ブルゴーニュファンはちょっとや
そっとの酸に負けちゃいけません。実にきれいでエッセンスに溢れて
います。

ピノですから濃くはありませんが、香り、果実味、酸、それぞれの
要素が強いです。タンニンはやさしめでしょう。
どう変わっていくのでしょうか?


・・・・・と思いきや、驚きは2日目に姿を現しました。
通常「酸」は時間がたってもそんなに変わるものではありません。
しかし、不思議なことに2日目は酸が突出していないのです。
急に落ち着いたのか、それとも他の要素がバランスしてきたのか・・・?
実に美味しいです。

このワインは数ヶ月、半年程度で落ち着いてくると、バランスが
良くなるのではないでしょうか。
もともとこの造り手はエレガントなので、きれいにまとまってくれるでしょう。

ワインの個性、このピチピチとした魅力は若いほどよく現れます。
そんなうちに飲むのもワインの個性を知る上で大切だと思います。


ところで「Always 続・三丁目の夕日」のロードショーの封切りが
いよいよです。不覚にも予告編を見ただけで涙がこみ上げてきました。
映画館多いだろうなあ。でも幸せになった人も多いだろうことを予想して
おきます。

きっとこのワインも「六ちゃん(堀北真希さん)」のような魅力を振りまくの
かも知れませんよ。

今夜「Always 三丁目の夕日」1作目もTV放送されます。
思わず見入ってしまう・・・と思います。


コメント
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