魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

和食とロゼ

2010年04月03日 | ワイン ~2019年
昨日は古墳の話だっただけにつまらないなあ・・・
と思っておりました。

妙な古墳マニアなら“古墳だけにコーフン”したかもしれません。
どなたかから突っ込みが入るかとも期待していたのですが・・・。


ワインマニアの方には少々物足りなくなってきたと思うので、
本日はちょっと真面目にワインと料理のマリアージュに悩むお話を。



私が未熟ゆえ迷ったお話です。


ワインと食事、「合う」「合わない」はまったくの個人の嗜好です。


よくソムリエ試験の問題などで〇×が問われますが、ホントのところ
その人(の味覚)ではないので、〇×は付けることが出来ません。
つまり正解、不正解の確証もないまま試験は行われているのです。


別に何を合わせようと法律でも決まっていませんし、刑や罰金を
受けるわけでもありません。

だからって何でも良いと思われますか?


・・・・・良いんですよ。



お客様第一主義です。お客様の嗜好第一主義です。

そこで講釈垂れるのは野暮かも?です。


とあるレストランのソムリエさんのお話では「キャビアに赤ワインを
必ず合わせる常連さんもいらっしゃいますよ」とのこと。


お客様第一ならそれが正解です。そこでゴリ押しをして違うものを
お奨めしても、誰も何の益も生まないでしょう。


これをお読みの方、何に何を合わせても、誰が何と言おうと、堂々と
していればいいんですよ。




前置きはそれくらいにします。




とあるお客様より「料亭に持ち込むワインの白と赤を選んで欲しい」
というお話がありました。


その料亭は長崎でも屈指の魚介料理のお店です。
新鮮なお刺身がウリなので、白はともかく、赤は実のことろなかなか
相性が難しいかもなぁ・・・との判断で、「とあるロゼならいかがで
すか?」とお奨めいたしました。


ロゼといっても軟弱なものでなく、赤に近いような溢れんばかりの
果実味がぶわっと広がるチャーミングな魅力的なものです。出来る
だけ生臭さを抑えつつ、寄り添えるかも?との判断でした。

結果はお聞きしてはいませんが、大丈夫だと嬉しいなあ。




さて、赤、白のマリアージュは結構語られたり、試みも多いのですが、
ロゼとなると案外、試行錯誤のサンプル数が少ない気がします。


単にロゼといっても、厳密にはブドウ品種で特徴も違うので、
ひと括りにして語ることは出来ないでしょうね。
泡もののロゼだってありますしね。

しかし、ロゼって案外マリアージュの幅が広そうな気もします。


私なりの方程式やお奨め基本パターンも正直まだ曖昧です。


このあたりは今後の課題として気がけていきたいと感じました。

コメント (2)
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