魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

とうとうこんな日が来ようとは!

2010年04月05日 | Weblog
ニュースより


とうとうこんな日が来ようとは思いませんでした。


情報処理学会、日本将棋連盟に「挑戦状」を叩き付ける!(クリック)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000028-rbb-sci



オセロなら単純なので、今ではまったくコンピューターに太刀打ち
できないのはわかりますよね。とうとうその領域が複雑怪奇な将棋
にまで及んできました。




最近はまったく触れることもなくなってしまった将棋ですが、
もともとかなりはまった時期がありました。


パソコンやファミコンなどのゲーム機での将棋は、当初はとんでもなく
弱くて相手になりませんでした。



しかし、苦節35年ですか。(私が知っているのは25年ほど前からです)
かなりの成長を遂げたようです。今使っているこのパソコンにも将棋ソフト
が入っているのですが、私のような素人(といってもペーパー有段者?)
にはコンピューターのレベルを強くしてしまうと勝てないのは常識です。

一手でも間違うとまず勝てません。特に終盤戦はまず、いうか絶対に
無理でしょう。

選択肢が狭まってくるにつれて機械の絶対性が圧倒的に優位です。



正直、プロでも一手間違いは当然ありますから100%の勝率はまず無理
だと予想します。
私は一流プロですら、かなり勝率は低いと思っています。




かつてはプロに勝つには100年はかかるだろう・・・なんて言われていま
したが、あっという間に追い付いてきました。(チェスではコンピューター
がすでに人間に勝っています)



そしていよいよ、この宣戦布告です。




コンピューターに勝てないとなると、連盟やプロ棋士のシステム自体、
どのような影響を受けるのでしょう?

あまりにも人間味を失い機械的になり過ぎるとどんな結末が来るのか
見とどけたい気もします。


そういえばこのところ「人と将棋を指す」という行為自体がなく
なったと思います。相手はコンピューターばかり。
将棋熱も冷めてしまっています。


そのこと自体がすでにひとつの終わりだったのでしょうね。


何かとても悲しいです。


飲んでいるワインもどことなく刹那な気分。
ボトルの最後をすがるように飲んでいます。

コメント
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