魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ネクターお前もか!

2010年04月09日 | ワイン ~2020年
「不二家のネクター」


そう、あの不二家のネクターが大人になるのです。
今日案内が来ました。






コーラも「コーラショック」というお酒になってしまいましたが、
節操ないのかネクターもとうとうお酒の仲間入りです。しかも
泡ものですよ。多分ジュースなのかお酒なのか?分からない中途半端
なものになると思います。


そのうちミルキーがお酒になるかもしれません。
そうなるとガーナチョコだってわかりませんぞ。

何でもありなのでしょうか。



ワイン好きのよい子のみんなは、こんなスウィーツみたいなエスプリ
のない甘ちゃんに惑わされないようお願いします。


ちゃーんと地酒で、造り手の思いのこもった美味しいワインを飲んで
いただきたーーーい!

と思う所存でーございます。
(何だ?これは宣伝なのか、反宣伝なのか中途半端か?)



そんな怪しい紹介はさておいて、さて本日の試飲です。






2007 ブルゴーニュ ルージュ(トーマス・モレ)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、2千円台)

生き生きとしたチェリーやイチゴのベリー香が支配します。
若干ミルクや濡れ雑巾も。スパイシーさはあまり香ってきません。


味わいは2007年の特徴なのか、コート・ド・ボーヌ地区、しかも
シャサーニュ村あたりの特徴なのか、とても優しいタッチです。
若いので当然生き生きとして張りのある赤系の果実味が溢れんばか
りにピチピチとしています。

優しくてフルーティーで、しかしちゃんと酸がしっかりとあって、
果実味はきれい。タンニンは細かくソフト。
現段階では果実味と酸と若さのワインです。


もうちょっと単複雑味が欲しいので採用こそしませんが、この造り手は
今後もマークしていきます。

コメント (3)
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