魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

三八ラーメン

2011年03月09日 | 美味しいもの
昨日は3月8日。

「三八ラーメンの日」

ラーメンが1杯100円というキャンペーンでした。
今年もしっかりと食べてきました。






昭和38年に開業したのがそもそもの由来。
このラーメンを食べ始めたのはきっと小学生の頃だろうなあ。


昨日は当然のごとく行列。

たまたまカウンターに座り、ラーメンが作られるのを見ていました。

流れ作業で丼にタレと油を注ぎ、10個程度並べる。
次に豚骨スープを注ぐ。そして傍らにゆがいていた麺の固さを確かめ、
丼に投入。そしてチャーシュー、ネギ、メンマのトッピングで完成。
その後テーブルへと運ばれる。

この日は次から次へとこなさなければならない。
絶え間なく続いていた。



麺は弾力が弱くダルダル。湯切りも甘く、丼の中で固まった麺の部分
はお湯っぽさも。タレには当然のごとく化学調味料。最初からやや
コショウ辛く、やや塩っぱい・・・・・。


しかし、それなのに「妙になぜかうまい!」

これこそ昔から食べてきた味わいだから。
もちろん最近のラーメンとは違います。でもこれを私は否定しない。

そりゃ、通ぶって「こんなのじゃダメだよ」と言うのは簡単。

でも今現在、長崎で多くのお客さんに食べられ、愛され、ずっと
繁盛しながら続いている理由はなぜ?
ちゃんとお客さんが付いているのだからこれはこれでアリなのだよね。
まあ、チャンポンやチャーハン、中華丼、焼きそばなど他メニューが
受け入れられているってのもあるのかもしれないけど。


すぐ近所には、数日前にオープンした新店。
高いので有名な新店の1杯の価格は今日の三八ラーメンなら7~8杯は
食べられる価格。まあ、今日だけの話なんだけど。



さて、店内では黙々とラーメンを食べるお客さん、ただじっと出来上がり
のラーメンを待つお客さん、会話もないし、お勘定を払って黙々と帰る
お客さんの多いこと。

そこで私はすかさずお勘定の時に店内に響き渡る声で言ってやったよ~。


ごちそうさまでした~!


長崎のラーメンを愛する者は(まあ、愛さなくてもいいんだけどさっ)、
堂々と三八ラーメンへ愛着をもってもいいと思う。確かに今風のレベルとして
はここのラーメンは「美味しくない」。


でも「元祖長浜屋」が福岡で愛されるがごとく、長崎なら「三八ラーメン」でも
いいんじゃないだろうか。

コメント
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