魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ありきたりの日常であること

2011年03月18日 | ワイン ~2020年
東北、関東地方の被災地とは違って、長崎ではありきたりの日々です。


この普通の日常がこんなにも幸せだったなんて・・・

あらためてありがたさを感じます。




今日は近所の高校の学校説明会か何かで、新入生となる子供が新しい制服を
着て親が記念写真を撮っていました。


もちろん子供の人生の節目、区切りではあるのだけれど、実はその区切りの
儀式は親としての人生の一幕でもあるんですよね。いや、むしろ後者の方が
意義深いのかもしれません。

そんな光景を見ながらぐっと感じ入ってしまうのは、私もそれなりの歳に
なったから?なのでしょうか。





さて、今宵はごく日常的なボルドーばいきましょう!






2008 ボルドー(ユニオン社)
   (仏、ボルドー地方、メルロ種主体、千円程度)


単純な「ボルドー」のラベルですが、これが案外美味しいんです。


チェリー、ヴァイオレット、紫の花びらのニュアンスの香り。
シナモン、紅茶などもあります。


味わいはしなやかでスタイリッシュ。もちろん価格が価格ですので、
大柄でも偉大でもありません。優しく入ってくるタイプのボルドーです。
果実味のライン、ボディ、タンニン、いずれも優しくて疲れません。
デイリーに格好のお手軽ボルドーでしょう。

デイリーワインを美味しくいただけるというありきたりの日常の幸せ。

もしかしたら何を飲んだのか思い出せないほどのごく普通の日々こそ、
最高の幸せなのかもしれませんね。

もちろんこのワインはどうでも良いとかいう評価ではなくて、ちゃんと
販売しておりますのでよろしくねっ。

コメント
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