魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

熟したオレゴンピノ(笑点ワイン?)

2011年08月09日 | ワイン ~2020年
コクリコ坂のなんたらかんたら・・・ってテレビで見ますが、

ジブリの音楽ってどれも同じに聞こえませんか?
マイナーで始まって、途中からメジャーになって・・・進行同じじゃん。

まあ、ごねてもしょうがないかあ。



今日は初盆のお宅への配達が多かったのですが、近所の方も結構亡くなって
いますねえ。町自体の人口減少、高齢化をひしひしと感じてしまいます。

特に昔から当店を支えていただいたお客様が亡くなるのはとても悲しいです。

精霊船もあちこちで作り始められています。キョーネンノ アーナタノ オーモイデガー♪





なんか脈絡もなく・・・それでもワインは飲みます。

今向かっている現実に、グラスの中に自分の真実はあります。




今日のワインは輸入元のセールで入れました。

通常は試飲してから入れるのが基本ですが、セールの時だけはそれが
できません。

仕入れ担当者の今まで培った「ワインレーダー」がそれを選ぶ勝負の
瞬間です。


さて、やってきたこのワイン、いけるかな~???






2002 アミティ ピノ・ノワール ショウテン?・ウィラメット・ヴァレー
   (USA、ピノ種、赤)


ニューワールド(USA)で珍しく熟成したピノ。
意外とニューワールドのある程度年の経たものって出回りません。
市場では案外珍品でしょう。


さて、香りは熟した肉や獣臭、枯葉、日陰の植物、焼けたレンガ、オレンジ
ピール、八角、シナモン、シガーなど熟成したワイン特有の香りです。
ムンムンと、そしてジリジリと鼻に吸い込まれます。


味わいはソフトで柔らかく入ってきて、旨味がじんわり、そしてグーーーン
と伸びていきます。熟していても元気でタンニン、酸味もしっかりとあり、
肉との相性もすごく良さそう。旨いなあ~。

これは成功でしょう。

でも「SCHOUTEN」って「笑点」じゃないよねー。

美味しさのあまり「昇天」するのだったら許すー。



ぼちぼちと販売してまいります。が、本数に限りがありますので、結局、
ぼちぼち?かなあ。

美味しいので自分用にして、売るのやめてもいいですけどー。



追記:SCHOUTENはスカウテンと読むらしい・・・。

コメント
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