魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ちょいパニ

2012年06月07日 | ワイン ~2019年
金星の太陽通過見ることが出来ましたか?


私は、といいますか、長崎ではばっちり観測できたようです。


私も一応見ましたが、カメラに撮ろうとして失敗しました。

まあ、いくらでもネット上には画像がありますから私が写さなくとも一向に
問題はないでしょう。




さて、本日はたくさん発注しました。

ブルゴーニュの「2009年の最後の買い時!」のようです。
あと、インデント輸入リスト(ヨーロッパの在庫よりオーダーを出すのです)で
いろいろと眺めておりました。

突然売れてしまって、その後の補充だとか、突然いろんなパターンのオーダー
とか受けまして、おろおろしながら、いくつもの輸入元のカタログを見つつ、
価格を考慮しつつ、ロット数(最低発注数とかケース単位の数合わせだとか)を
考えつつ・・・、などなど頭の中が「ちょいパニ~」(ちょいとパニック状態)。

ありゃ、こんなフレーズこそ、ちょいとチャラかったですね。


発注したのは小売価格3千円台程度の09年のブルゴーニュ・ピノ。
やはりちょっとだけ奮発していただいて、このクラスをまずは飲んでいただき
たいと思います。結構優れものがありますよ。




ところで2009年はかなり秀逸な年でしたが、2010年を買おうかどうか悩んでいます。
収量は落ちたものの、09年に近いくらい高い品質との噂ですが、そんなのあてにな
りません。やはりまずはお試しですね。

入荷しましたらご報告いたしましょう。






さてそんな今夜はこれ。






先日、入荷してすぐとある方へ販売してしまいました。
私飲んでいないのに。ちょっと無責任だったので試飲を。



2005 サヴィニー・レ・ボーヌ(ニコラ・ポテル)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、3千円台)


偉大な2005年です。インデント輸入にて入れました。


まず香りは、牛乳、乳酸、廊下(学校や体育館)のワックスなどがきます。
そして、時間と共に厚みが増してカシス、フランボワーズ、スグリなどの
フルーツに井戸や日陰っぽい植物、朽ちた木なども。


味わいはとても優しいアタックにきれいでやや厚みのある果実味。
その中にいくつものニュアンスがあって、健全に熟したフルーツ、古樽から
くる木の温もり、ちょっと寝かせたジビエのような肉系の旨味、細かいタン
ニン、落ち着いたイメージの酸、優しくて滋味あふれるピノなどなど。

コート・ド・ボーヌ地区のワインらしい角の取れた特徴はその優しさゆえに
そして05年の素晴らしさも垣間見て、ついつい飲みすぐてしまいそうです。


これくらい角の立たないで柔らかで、温かく、味わい深い人間になれたら・・・
とも思います。

コメント
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