魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

とある酒店のブルゴーニュワイン会

2012年06月25日 | ワイン ~2019年
雨がひどかったですねえ。各地でがけ崩れとかたくさんあったみたいです。

長崎でも結構降ったようですが、幸いうちは無事でした。

天気悪いし、風邪からの回復に努めようとおとなしくしておりました。



昨日はK酒店でのワイン会でした。それを書いておきましょう。


テーマとして「2005年」。
そう2005年は良い年です。最高に偉大な年です。(赤です)

まずはこれから。






1 2005 オート・コート・ドニュイ ブラン(ミシェル・グロ)
結構樽が乗った白です。蜜のような風味もあり熟成も結構進んできています。


2 2005 ブルゴーニュ プレソニエール ルージュ(ジョセフ・ロティ)
分厚い果実味のヴォリューム感。酸やタンニンは弱め。あまり寝かせると
バランスを崩すかも。



そしてここからブラインド。







3 2005 ヴォルネー クロ・ド・ラブスドール(プス・ドール)
柔らかでなで肩。しかしエキス分は意外とあって、軽めの割にはグリップも
ありました。これは古樽メインなのでちょっと素朴な味わいか。


4 2005 ヴォーヌ・ロマネ(ペロ・ミノ)
この日の一番人気。やはり旨味が多くてゴージャス。ただやはりちょっと熟成
してきていますね。「いつまでも若々しい05年!」というイメージも少しづつ
変わりつつあります。


5 2005 ジュヴレ・シャンベルタン 1er V.V(ドミニク・ローラン)
一番若々しくつんとしたセルロイド香も立つほど。そして濃い。
多分新樽を効かせすぎたのかもしれない。若すぎるのか、造りがそうなのか、
味わいはまだ塊のようなところがあって、大きくは広がらない、けど濃い。
土っぽさもまだまだ出ていない。
ポテンシャルならこれが一番だ。ただ、現時点では4番がバランスが良い。
(4番は新樽比率は半分以下なのでしょうか)






写真左から3、4、5の順。


ブラインドはダメで・・・ヴォルネーは何とか当てられましたが、5に至って
は広がりがなめらか過ぎて中心に寄っていたため「シャンボール」と回答。
まだまだ未熟ですね。


05年はいろいろな造り手の、それぞれのポテンシャルで長持ちしそうなものと
意外とそろそろ飲んでも良いよ、というのが出て来始めた頃なのでしょう。

村名くらいだったら、けっこう美味しくなってきた頃だと思います。
しかし、グランヴァンの2005年ものは、為替レートの良いうちに入ってきた
ものは買って寝かせるのが良いでしょうね。

若干お安い?2009年との比較も面白いかもしれません。

07、08で危ない橋を渡るよりは05、09年と鉄板を取るのが上策でしょう。


コメント (2)
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