魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

スパイス補充-コーヒー探し-シュペートブルグンダーのプレモックス

2016年02月04日 | ワイン ~2019年
まずはスパイスの補充へ。



ガツガツガツッっと食器とスプーンの当たる音だけが店内に鳴り響く。
みんな黙々と食べる、ひたすら食べる・・・スパイシーな美味しさにスプーンが止まらんけんね。



そしてコーヒー探し。



いくつか香りを嗅がせていただき2種類選んでみる。
コーヒーもホントに難しい。いつも悩んでしまう。




そして夜はこれ。




2011 フェアアイ二クテ ホスピティエン シュペートブルグンダー QbA トロッケン
  (独、モーゼル地区、ピノ種、赤、2千円台)

ドイツのワイン名は読み方も難解で、1度聞いたくらいでは覚えるのは不可能です。
「シュペートブルグンダー」ドイツ語=「ピノ・ノワール」フランス語だけは覚えておきましょう。
モーゼルの赤というのもマイナーですね。


さて、香りは熟したベリー、フランボワーズやプラム、少し過熟気味です。
若いのに褐色化してしまうプリマチュア・オキシデーションは、略してPREMOX(プレモックス)
の可能性があります。

味わいは若いのに輪郭が熟してゆるい状態です。張りはありますが妙に熟し方が速い。
コルクを開ける時に真ん中あたりが、ちょっとぼろぼろときたので、あまり良いコルクでは
なかった可能性があります。つまりコルクに隙間が多くて酸化しやすい状態だったとも
考えられます。

それでも熟した果実味は楽しめます。
張りやオークからのタンニンも感じてきれいで優しいながらもしっかり感もあり、
熟成感もあり、の状態です。

酸味はピノ・ノワール種なので当然ありますが、シャキッとではなく、どこか緩やかです。
このプレモックスの可能性は、1本だけがそうなのか、他のはどうなのか。
これは輸入元へと聞いてみたいところです。


コメント
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