魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ラギオールの偽物出回る-シャサーニュR

2016年02月19日 | ワイン ~2019年
みなさまはワインの開栓時にどんな栓抜きを使われますか?

馴れてしまうと1番使いやすいのがソムリエナイフです。
もちろんプロはこれを使います。

やりにくくて、私なんか・・・と思われる方でも、要は慣れ。
慣れさえすればこれが良いでしょう。他はダメだというわけではありませんが、コルク栓と
対話できる栓抜きです。

いつも「おお、お前は美しい、つやが良いな」とか「堅いのは気難し屋さんなの?」とか
「おまえ安いな、短いし、それでもがんばってたんだな」とか・・・
コルク栓を開けながら心の中でつぶやきます。


ソムリエナイフといえば世界で一番有名なのが「ラギオール」。

しかし、最近この偽物が出回っているようです。
本日このワイングッズ輸入元の営業の方が来店されました。





やはりアジア製と言われております。安いものには気をつけてください。


ちなみに私はアドラー社の3千円くらいのものを使っています。
もう3or4代目かな。個人的にはこれで十分です。





さて今夜はこれ。

さくさくっとそのソムリエナイフで開けました。




2013 シャサーニュ・モンラッシェ V.V ルージュ(ヴァンサン エ フランソワ ジョアール)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、2千円台)


うすめの色合い。香りはイチゴ、フランボワーズ、マーマレード(オレンジピール)、
ミネラル、石、石灰など。

味わいは軽やかです。石灰質のピノでフルーティーです。特に複雑というわけでもありません。
もちろん若さもありますが、味わい深さが出るまでに5年ほどはかかるかと思います。
しかしそんなにポテンシャルはあるようにも思えませんので、大化けはないでしょう。

時間が経つと(特に2日目)、奥の方からまろやかな旨味が湧き上がってきます。

この造り手も、正直すごいとは思えませんが、ブルゴーニュとしてはお手軽価格でお出しして
おりますのできっと楽しめると思います。


コメント
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