少し前にあるお客様と無添加ワインついてのやり取りがありました。
たまに「酸化防止剤SO2の入ったワインを飲むと頭が痛くなる」と思われている方がいらっしゃいます。
そんな方にはこちら(クリック)をお読みください。
https://tanoshii-wine.com/headache/?fbclid=IwAR0TFwwrLcldEdTNxOFgIE9KqsNYF5vGXk19Yd5FoogvSkXzaVAAXDB78KA#.XYeSBkbxGtU.facebook
このサイトの中を簡単にまとめますと
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ワインに添加された亜硫酸の大部分は、他の化合物と化学反応して、全く別の化合物に代わります
(健康的にも無害)。そして、結合せずに残った亜硫酸も、ワインの熟成中に酸素と結合し無毒の
別の物質に変化します。
頭痛の原因は白ワインにはほぼ入っていない「チラミン」という物質が考えられはする。(亜硫酸のせいではない)
あとは「アセトアルデヒド」つまりは単に飲み過ぎ、ってことです。
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勘違いをされている方がかなり多いようで、売る側もちょっと大変。
もちろん安全基準の量は守られており、もともとどうってことはありません。
かんぴょうやドライフルーツにはもっとたくさんの亜硫酸が使われていますが、かんぴょうや干しブドウ
などを食べて頭痛になるなんて話は聞いたこともないので酸化防止剤に関しては気にすることはありません。
むしろ、亜硫酸抜きでワインを造り、流通、保管させるリスクの方が大きいと解釈してください。
マーケティング的観点、つまりはその表示で売れて儲けたいから無添加を売りにしているワインが
たくさんありますので知っておいていただきたいと思います。
「添加=悪」という単純な図式ではないのです。
そんな市場のせいかワインも添加量がかなり減ってきているのが世界の潮流です。ご心配には及びません。
このようなことを説明するのは大変な労力も要りますし、いくらお話ししてもなかなか
理解していただけなかったりもします。なので今日は記事にしてみました。
さあ、今夜はこれ。
2018 ブラックコテージ ピノ・ノワール
(NZ、ピノ・ノワール種、赤、2千円台)
香りはチェリー、フランボワーズなどの明るいフルーツに、バラや赤い花やシナモンなど。
味わいは明るく華やか。アタックがとても優しくて口に馴染みます。酸味はきれいでほどほど。
タンニンも細かくてほどほど。濃度としてちょっとだけうすい。中心の華やかさやはあるが
旨みが今ひとつ。エキス分はあると思うけど表現不足感。熟成時間がもっとあると美味しくなる
パターンかもしれませんが、現時点では弱いなあ。
ということでこれも残念ながら採用はナシ。