手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

「ガリラヤの海」(葉祥明美術館)〜わたしの宝物〜

2015-03-06 | 雑貨


20年ほど前、初めて北鎌倉の葉祥明美術館を訪れました。

その時の新鮮な感覚を今もはっきりと覚えています。




一件の洋館が美術館になっています。


葉祥明さんは、もちろんもっと前から知っていました。

のんびりした風景画が印象的で、

彼の絵が挿絵になった絵本なども持っていました。


その、初めて出かけた時の大変印象的な出会い。

それは一つの油絵と出会いでした。


たくさんのすてきな作品の中で、

色合いがかなりおとなしい、

さらに珍しい油絵。


わたしはその絵に釘付けになってしまいました。

その絵の題名は、

「ガリラヤの海」。


地面と水面と空と。

白、グレー、水色のグラデーション。

その絵のほぼ中央に、ひとりの人影。

その人影は本当に小さくて、

頭と白い服だけがわかります。

その人物が、ガリラヤ湖に向かって両手をあげています。

ななめ右上には、白いとりが・・・。


題名を見たときに、わたしはピンときました。

「イエス様だ!」と。



わたしの記憶では、部屋と部屋の間の壁に1枚、さらっとかけられていたような。

時間が経つのも忘れてそこで見入ってしまいました。


帰りにスタッフの方に、

「あの絵の絵葉書はないですか?」と

聞いたぐらいです。

もちろんありませんでした。


それから何回か、その絵を見たいがために美術館を訪れましたが、

残念ながら、その絵は飾ってありませんでした。


ある時、思い切って尋ねてみました。

アートグラフを作ってもらえると書かれていますが、どんな絵でも大丈夫なんですか?」

「最近、飾ってない絵なんですけれど」


「どんな絵ですか?」

そう言って分厚い図録を取り出してきてくださったスタッフさん。

図録の中に、この絵を見つけ

「大丈夫ですよ。大きさはどれになさいますか?」との返事。


飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。


その絵のアートグラフ、

我が家のリビングに飾ってあります。







お値段はそこそこしますが、

葉祥明先生の直筆サインも入りますので、

もう十分な感じです。


朝、起きてリビングに入るたびに、目の前にこの絵が飛び込んできます。

何かとても厳かな気持ちになって、1日を始められるので、

思い切って買って良かったなと思っています。



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コメント (4)
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