手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

紫陽花を楽しむ自分〜「2107・主婦日記」の第23週目〜

2017-06-11 | 2017年の主婦日記




               





高校時代、

美術部で一緒に活動していた友が、

油絵で「紫陽花」を描いたのを見て、

生まれて初めて「紫陽花って、なんてきれいな花なんだろう」と思ったわたし。


その出来事を、どうしてそんなに印象的におぼえているかというと、

友の油絵がすごく上手だったことと、

それまでもいつも身近に咲いていたはずの紫陽花を

あまりじっくり見たことがなかったことに、その時はたと気づいたから。


若い時は、

目の前のことばかりに集中し、

あまりまわりをゆっくり見渡すことがなかったなあと、

振り返ってそう思います。


豊かな自然の中に生まれ、

育ち、

草や木、土の香りを目一杯嗅ぎ、

心を震わす素敵なものが

まわりにいっぱいあったにもかかわらず、

当のわたしは、こころそこにあらず。

その場ではなく遠い地、

今のことではなく、先の先ばかりを見ていたあの頃。


年をとるにつれて、

ようやく

「今、ここに生きている」ということがとても素敵なことだと気づき始めました。



紫陽花の季節を迎えるたびに、

そのことを深く思わされます。


紫陽花って、

そういう点で、わたしにとって象徴的な花なんでしょうね。



どんな花でも言えることだろうけれど、

その花の咲く季節以外は、死んだように目立たなくなっていて、

季節がやってくると、

どんどん枝を張り、葉をつけ、株自体が大きくなる。

わたしはここにいたんだよ〜、ここにいるんだよ〜と自己主張する。

    

  
↑うちの周辺でも、いよいよ紫陽花の季節を迎えました。
今年は、5月の天候不順で、花付きがあまりよくないそうです。


そんな紫陽花のこの時期の存在感を

時間を経ながら楽しむ今の自分が好きかなと思います。




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