手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

人生の最終章をどう生きるか

2022-10-03 | 聖書のことば




突き抜けるような青空、

キラキラした太陽の光が眩しい日曜日。


教会学校の礼拝の後、

この日は主日礼拝をスキップして

年一度の健康診断に行ったまんじゅう顔。


この日、強烈な暑さがぶり返したからでしょうか、

それだけの半日でドッと疲れが。

少し昼寝が必要でした。

でも本当は、これからが本番の日だったのです。


実は午後遅い時間にお見舞いに出かけたんです。


先日、

教会でご一緒している一人の婦人Hさんからお電話をいただいていました。

「イルミネーションとか教会で使えないかしら?」

「イースターエッグのイルミネーションもあるのよ」

「良かったら見にきてちょうだい」と。


その方、「ドクターから余命がいよいよ後1ヶ月と言われたの」

「最近も腹水が2リットル溜まって抜いてもらったところ」

「でも、なんとか毎日片付けをしつつ過ごしてるわ」とも。


聞くだけで辛く悲しくなってしまう状況におられるのですが、

ご本人は大変気丈夫にされていて、

終活を最後の最後までやろうとされているので、

わたしもしっかりしないとと

心を奮い立たせて出かけていきました。


お花は邪魔にならないだろうと、

健康診断の直前に車を走らせてフラワーショップに行き、

彼女の大好きな紫系の花束を購入し持参しました。





ベッドに横になっておられましたが、

お痩せになってはいても、

すごくおしゃれにされてる。

抗がん剤で割れやすくなってる爪にクリームを塗ったり、

他所行きの服をパジャマがわりにして着て、

ネックレスやブレスレットもし、

マスクだってレースの素敵なのをつけたり。

まずはそんな姿にほっこり。


そして、

Hさん節は相変わらず。

「わたしはガンの先を行くからね」

「もちろんこういうの勝ち負けじゃない。わたしが死んだらガンも死ぬからね」とケロケロっと話される。


「これでほぼ後始末も終わったわ」

「葬儀屋とも打ち合わせをしたし」

「もう子どもたちは葬式に参加するだけ」とおっしゃるので、

「何もかも準備していたエリザベス女王みたいじゃないですか〜」と返すわたし。

「そうなのよ。ガンって、死ぬまでにある程度時間があるから、いろんな準備ができるのはいいわよ」とも。


小一時間色々話をした後、

最後に息子さんと三人でお祈りをして、

Hさんのお宅を後にしました。


玄関で「再会を楽しみにして」と声掛けあって。


命があれば、もう一度この地上で。

そうでなければ、天国で。


人それぞれの人生。

旧約聖書のヨブ記1章21節にこのようなみことばがあります。


「わたしは裸で母の胎を出た。

 裸でそこに帰ろう。

 主は与え、主は奪う。
 
 主の御名はほめたたえられよ」


わたしたちの人生は、神様のもの。

命は与えられ、命は取られる。


どんな小さなスズメでも、

神様のお許しがなければ地に落ちることはないし、

「もう十分生きたね」と神様がおっしゃれば、

わたしたちの人生はそこで終わりを迎えるのですね。


「この地上での残された1日1日が恵みの日」とおっしゃるHさんと接しながら、

それぞれに与えられた限りある人生を

しっかり最後まで生き抜くということの素敵さ、素晴らしさ、潔さを改めて教えられた日曜日の午後でした。



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コメント (4)
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