手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

自分の終末の迎え方

2022-10-04 | 絵手紙
(↑職場を出たところで見上げた空。キラキラしてて、気持ちいい。これってひつじ雲かな〜??ということは少しずつ天気悪化??)



一旦ホッとしたかと思いきや、

またやってきた高温多湿。

もちろん真夏の、猛暑日と言われたあの暑さではないですが、

秋のこの時期の真夏を思わせる陽気には、

なかなか体がついていきません。


夏バテが今頃来そう・・・。


お互いぼちぼち行きましょうね〜。


朝の家事が終わった後は、少しの間、絵筆をとって。

「コリンキー」、美味しいからはまっちゃって、

またマーケットで見つけて買っちゃいました(笑)。




はがきに。




大きな画仙紙に、「みことば絵手紙」。

35センチ✖️60センチ。



一昨日のHさんとの語らいを経て、

聖書の言葉がさらに身に迫ってくる感じがしています。

でも、重苦しくも悲しくもない。


それは、

死を覚悟したHさんから感じられる清々しさに関係してるのかなと思いました。


本人がどう自分の人生と死を受け止め、

残りの時間を過ごされるかが明確であれば、

周囲のものも覚悟をし、

自分なりに後悔の残らないように動ける。

それの反対だと、

周囲の人たちは本人に振り回され、

時にはその人を重荷に感じ、

また、そう感じた気持ちに罪悪感を感じてしまうことも。

その方が亡くなった後も後悔が残ったりということになる。


当然ながら、死を迎えつつあるご本人の中には大いなる葛藤があると思います。

逃げられない痛みとの戦いも日々ある。

それだけでなく、さまざまな心の揺らぎもある。

どんなにしっかりしているように見えても、

この世での戦いがあるわけです。


でも、誰か家族に全てを寄りかかることなく、

上手にさまざまなサービスに身を委ね、

一人でいられる間は家にいて、

無理になったら病院に行くと決めて生活されてるHさんを見てると、

何なのだろう、

こちらもシャキンとさせられ、

彼女との最後になるであろう語らいが積極的に受け止められるのです。


これは、

わたしが若い時に出会った、一人の年配の男性の最期とも似ていました。

わたしがまだ20代の頃、教会で知り合って後、

ご夫妻でわたしのことを可愛がってくださり、

よく食事も一緒にも連れて行ってもらいました。

ご主人、現役の頃は港湾のパイロット(水先案内人)で、

地元の名士でいらっしゃいました。

奥様はお茶目な方で、いつまでも好奇心旺盛。

人間、歳を取れば、大体が自分の話しかしなくなるものと思ってましたが、

彼女は違う。

「どうしてるの?」とわたしの近況もよく聞いてくださる気持ちの若い方でした。


さてそのご主人、

ガンの末期で入院中との連絡を受け、

わたしはちょうど実家へ帰省してましたので、

父の軽トラックで神戸の彼の病院へ駆けつけました。

その時、少しの間でしたがKさんと色々お話をしましたが、

彼、最後にはベッドの上に正座して、最期の別れをしてくださいました。

そしてその数日後、亡くなられたのでした。

後で奥様からお聞きした話によると、

わたしが会う前ももう、かなり意識が朦朧とされていたとのこと、

わたしと会ったその日は、不思議に随分覚醒されていたらしく、

あの時がほぼ彼が話せた最後の時間だったということでした。


お葬式には行けませんでしたが、

ああやってしっかり別れができたことが、

その後のわたしの心の中に、

温かい思い出として残りました。


自分も去りゆく時、

残されたものに対してああいう別れができたらと心から思ったのでした。


今回のHさんのように、

何から何まで片付けて、

「これで後始末は終わり。神様のお迎えを待つ」と言い切って

最期を迎えられるかというと、

今のわたしはきっと無理だと思います。


彼女のようは潔さはない。


でも、ああいう後始末の仕方、

周りの人への配慮が少しでもできたら、

残されたものたちは、心置きなく見送ることができる、

そしてその人を後々、心から偲ぶことができるのだろうと思います。


アントニオ猪木さんの最期の様子、

そして彼が残してきたさまざまな遺産をテレビで振り返りながら、

それも含めて、

自分らしい終末の迎え方について色々考えさせられました。




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コメント (2)
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