吉村くんの出来事
テストコースの青春
超短編シリーズ第一集
(ぼくの「ゆく年くる年」)
当ブログ『どうぶつ番外物語』も、早いものでこの12月で丸5年が過ぎました。
その間、長きにわたり閲覧いただいた方々に、心からの御礼を申し上げる次第です。
これまで先へ進むことばかり考えておりましたが、年末に当たりせめて一年間の振り返りをするのも悪くはないかな? と思いついたところです。
主な記事は「連載小説」、「超短編シリーズ」、「どうぶつ・ティータイム」、それに「ポエム」などですが、比較的印象に残っているものを取り上げてみます。
もちろんコメントをいただいた作品は、思いがつながったのかなと感謝しております。
まず「連載小説」では、『吉村くんの出来事』に続き『テスト・コースの青春』をまとめることができて、ほっといたしました。
『細身のジャック』は、機会を見て第二部を続けたいと願っております。
また第一集をまとめた「超短編シリーズ」では、『壁の中』、『河童のにおい』、『ルッソーからの手紙』、『夜な夜な鼠』、『柱時計が止まるとき』といった昨年中の作品がスタート地点にあります。
今年に入ってからは、順に『樹木葬』、『幻影・牛喰う沼』、『ようこそ』、『虻の計略』、『うなぎの夢枕』、『恋焦がれ』、『ユウレイグモ』、『排水溝からの植物』、『ウグイスな人』などが、第一集の40話の中に入っています。
第二集として書き始めた『消臭効果』、『窓貸します』も、自分では気に入っているテーマで、身近な話題や思いの中からこのまま80話まで続けたいと思っております。
「どうぶつ・ティータイム」では、北軽井沢の山荘を拠点にしたドライブ旅行や、温泉めぐり、歴史散歩、映画鑑賞、書評などにコメントをいただきました。
六合村シリーズ、須坂・小布施(北斎館など)訪問にも、興味を持っていただいたようです。
また、朝ドラ<ゲゲゲの女房>に関連した5月29日の(114回)へは、『テスト・コースの青春』最終章以来の多くののコメントをいただき感激いたしました。
いまだ衰えぬマンガ・劇画・アニメ人気の影響が、当ブログにも現れたのでしょうか。
また、ごく最近の書評形式によるコラム『ふくろうの叫び』と市川海老蔵事件にも、たくさんの閲覧記録が記され関心の高さが明らかになりました。
最後に、先輩に勧められて始めた「むかしの詩集とフォト日記」も、好意的に受け止められたようで嬉しく思っています。
『蛙』、『黄金バット』などが特に読まれたようで、自分の意気込みと多少ブレのあるところが面白く感じられました。
駆け足で一年を振り返り、ぼくの「ゆく年くる年」とさせていただきます。
どちらさまも健康に気をつけて、楽しい年末年始をお迎えくださいますよう、衷心よりお祈り申し上げます。
(おわり)
〈丸五年〉もの間、ご苦労さまでした。
そしてその間、どれほど多く貴プログの文学的才能とセンスの良さに感銘させていただいたことでしょうか。
いま、その足跡をさらっと列挙なさいましたが、そこでもうひとつ感銘を受けたのは、それぞれのタイトル=題名の付け方の素晴らしさです。
どんなに長くとも短くとも、本文を凝縮させ訴えるのがその題名でしょう。
その才能にも恵まれておられます。
新年からも息長く名作を送りだしてくれることを楽しみにしております。
来年もよろしくお願いします。
ガモジン
また、タイトルにまで言及していただき感謝の言葉もありません。
当方も、貴ブログ『丑の戯言』に啓発され、励まされた一年でもありました。
来年も、海に、島に、旅に題材をとって、楽しい話をお聞かせください。
際立った人物像とストーリー展開には、まねのできない面白さを教えられました。
来年もどうぞよろしくお願いします。