カラオケ仲間がつぎつぎと去り
声を出してうたう機会が少なくなった
このごろは演歌の人気は下火のようだが
正直言ってオレは演歌が大好きだ
なぜかって?
そいつは曰く言い難しだが
強いて言えば 演歌の歌詞は面白くて
そこはかとない可笑しさがあるからさ
勝手なごたくを並べてもいいかな
好き嫌いはあるだろうけど
宮路オサムちゃんの
『なみだの操』から行くよ
あなたのために 守り通した女の操
今さら人に 捧げられないわ
作詞家の千家和也さんは おそらく
ニヤニヤしながら書いたんだろうな
オサムちゃんは 表情を隠せない人だから
お別れするより死にたいわ・・・・なんて
男の求める女への妄想が可笑しくて
ニヤニヤ感が滲み出てしまうんだろうな
そこへいくと阿木燿子さんはすごいぞ
ジュディ・オングの『魅せられて』で
一人で見ている海の色
美しすぎると 怖くなる・・・・だって
若さによく似た真昼の蜃気楼
女は海
好きな男の腕の中でも
違う男の夢を見る
これじゃ勝負にならないよ
だけど まんざら男の負けじゃないんだ
好きな男も 違う男も
女にとっての男は 命の源なんだ
カラオケに行かなくなっても
YouTubeの歌声に乗って口ずさむと
正直オレは演歌が好きなんだ、と思う
高尚でも下司でも 人生は演歌なんだよね
すごく効いて居ますね。
タイトルどういう意味か悩んでいます。
窪庭さんよくぞ言ってくれました
演歌は俺みたいなろくでもない奴の”心の開放であり妄想の詩であり、自由の園”でもあるのですよ
別に演歌だけではなく、それはカントリーウエストリーウエスタンでもロックでも、その時々の世代の歌でも同じなんだろうな
それが証拠に、演歌世代以後の世代の歌にまで共鳴できる自分を見ていると何となくわかるような気がするんだよなあー
今流行りのBTSにまで惹かれてしまうんだら・・・
やっぱり音楽はいいなあー
きょう82歳誕生日
同じ気持ちです。
今回は演歌の詞にからんでみましたが、もとより音があってのことですから、音楽はすべて好きです。
とりわけ、演歌の詞の妄想は面白いと思いましたよ。
たくさんのDVDで、いろんなところを旅するんですね。
ぼくも唱歌とか好きだし、その詞に興味を持っています。
童謡なんて、詩の原点ですね。
畑仕事と音楽鑑賞、まさに羨ましい限りの晴耕雨読生活ですね。
先日のテレビ番組で演歌が好きだという若い人にインタビューしていました。
その曲は、実は、昭和演歌を、最近の人気歌手がカバー・アレンジしていたのですが、インタビューを受けている若い人は、原曲が昭和演歌とは知らず、新曲だと思っていたみたいでした・・・
ジャンルに関係なく、阿木燿子などの名曲は、別の形で残っていくのだなあと思いました。
演歌のカバー曲を、新しい音楽として受け止めるのも悪くないですね。
もちろん元歌を把握してほしいとは思いますが、その時々の時世に沿って変化するのが、こうした歌の運命でしょうから。
更家さんも、阿木燿子さんの詞は残っていくと思いますか。
井上陽水の詞もいいですが、同じくらい奥の深い詞をつくりますからね。
コメントありがとうございました。