ホテイアオイ
(城跡ほっつき歩記)より
布袋さん布袋さん
水草人生に揉まれた苦労を
よく見守ってくださいました
下部が膨れた苦心の葉を考案したから
池に浮かんで繁殖できたのです
わたしの色も希望の青と決めました
少女期だけの輝きに
池を覗き込む人びとは嬉しそうに頬笑みます
ブラボー ウォーターヒヤシンス
水も滴るいい女 ヒューヒュー
囃し立てるのは酔った小父さんです
公園の池には笑いの小波が広がります
美しいでしょ? わたしのスタイル
空の果てまで天駆けて青を極め
氷河の割れ目を探って青を盗んだのです
布袋さん布袋さん
あなたの太鼓腹にあやかって繁栄をめざし
わたしは今でも命を繋いでいるのです
わたしの子孫は水があるかぎり安泰ですか
家庭の睡蓮鉢に招かれて生き残りを図る
ホテイアオイの系譜は永遠ですか
今回も創作の題材にご利用いただきありがとうございます。
だいぶ以前のことになりますが、当時の自宅の小さな池には亡父が購入してきたオテイアオイが20年ちかくは密生しておりました。
そうした生育環境のためなのか、滅多に開花する品種では無かったのかははっきりとはしませんが、自宅では一度もその開花して姿を目にしたことがありませんでした。
時を経て初めて目にしたのは10年ほど前のことで、たまたま訪れました埼玉県深谷城跡の水田でのことでした。
一般に花期は8月下旬から10月中頃とされていますが、個体数が少ない小さな水鉢などですと開花する回数は極めて少なく、しかも一日花のため夕方には茎ごと水面下に姿を消してしまいます。
従いまして明日写真を撮ろうなどと高をくくっておりますと、シャッターチャンスを失うことになります。
ホテイアオイの涼しげな青は
豊かな水の青でしょうか?
自然が無くなる一方で
生き残れるのは家庭の小さな睡蓮鉢なんて
ならないように
自然を大切にしないといけないのに
自然破壊のニュースばかりです
最後には人間にしっぺ返しが来るのに
これからどんどん嫌な時代になりそうですね
あらためてtadaoxさまのメッセージ拝読して
ホテイアオイのホテイは布袋様で
希望の青だったのですね
まだ希望が残っているようで安堵しました
ありがとうございました
ホテイアオイが、一日花ということは初めて知りました。
花が終わる夕方には、茎ごと水面下に沈んでしまうなんて・・・・。
むかし弘前城の堀割でホテイアオイの群生を見たことがありますが、五月のはじめだったので開花期ではなかったようです。
後から知ることの出来たこの水草の属性が、妙に人懐っこく感じられるのです。
ホテイアオイの青い花・・・・殊のほか美しい画像に、改めて感謝申し上げます。
ホテイアオイの青は、陽光を受けて輝いていますね。
花期が大変短いとのことですので、ここぞとばかりに咲き誇るのでしょうか。
それでいて上品で涼しげに見えるのは、豊かな水があるからだと思います。
日本は水に恵まれているので、じわじわと迫り来る危機には気づきにくいのでしょうか。
自然災害は確実に増えていくでしょうが、それでも人は生きていく・・・・力強さだけは持ち続けたいものです。