ポルトガル行きが決まったのは、ひょんなことからの「事件」が始まりでした。
8月、とある日の明け方、私は何気なくBritish AirwaysのHPをのぞいてみた。するとクラブ・ワールド(いわゆるビジネス・クラス)の料金がとっても安くなっているのに気がついた。私は今まで「お高い」そんな席に座ったことがなかった。それまでは20マソも高けりゃ、エコノミーで我慢してその分うまいもん食えばいい、という発想。しかしそのとき私が見た料金は、20年前のエコノミー料金ぐらいではないでーすか。ううう、20年前といえば、「お高い」直行便は我慢して、格安のアエロ・フロート(当時はソ連だw(゜゜)w)を乗り継いだりして、ひどい目にあって旅行したものです。さて安いのか高いのかわからないビジネス料金を見ながら考えた。ぢんせいは限られている。エコノミー席でイワシの缶詰だか寿司折りみたいになって12時間を過ごすのは辛すぎる。私が乗ると、いつも隣には太ったオッサンがくることになっている。諮られている気がするのだ。ありゃ耐えられん。こいつぁいっちょ贅沢してみるかぁー!(=゜益゜):;*.':; …と、清水の舞台とゆーか、六本木ヒルズの屋上から飛び降りるつもりで「予約」のボタンをクリックしたのでした。。。
BAに乗る場合、まずは成田⇔ロンドン・ヒースローの往復をする。さらに追加料金なしに、ヒースローからヨーロッパ各地への往復ができるのである。私はこの10年あまり、英国内のニューカッスルへの往復に利用してきた。しかし今回は観光旅行だ。まだ行ったことのない土地を訪れてみよう。どこがいい?ヨーロッパ大陸最西端のポルトガルか、夏だから北欧のストックホルムか、ハプスブルクゆかりの音楽の都、ウィーンか、地中海を望むアテネもわるくない…(^益^)
2週間の日程のうち、どこに行って何泊するか?フライトの曜日、時間もいろいろなので、とりあえず明日の昼間になったらBAに電話をし、空き状況などを確認の上、相談して決めようと考えた。
それが落とし穴だった…。
翌日の午後、BAの受付時間に電話をして、ヒースローからのフライト状況を確認して予約を入れようと話してみると、
お客様のフライトは成田⇔ヒースローになっておりまして、それはもう変更できません。
ヒースローからヨーロッパ各地への往復も料金に入っているんでしょ。チケットを押さえたのが明け方だったので、オフィスが開いた今になって確認をし、予約を入れようと思ったんですよ。
一度クリックしたら変更ができないチケットなのです。
じゃあ一度キャンセルしましょう。それから改めて取り直しますよ。
キャンセルできません。もう料金は引き落としされます。変更もできないんです。規約にもそう書いてあるんですよ。(例の細か~い字でわかりにくく書いてあるやつだ)
そ、それはひどくない?
ポルトガル編の第一弾ですが、長くなってしまって英国を出発できませんでした~。
次回をお待ち下さい(^益^;
ロンドン、ラッセル・スクウェアにある安宿の窓から。キングス・クロス駅の時計台が見えています。それとロンドンの建物には、もう長いこと使われなくなっている煙突がこのように沢山並んでいるんですよ。