
今回ご紹介するのはロンドン南西部にある王立植物園で、キュー・ガーデンといいます。ユネスコ世界遺産にもなっているところです。ここは大英帝国の繁栄を背景に貴族が膨大な財産を投じて作ったもので、もとは熱帯植物を収集したのが始まりで、さらに宮殿や途方もない広さの庭を造ったのでした。
世界中に出て行った大英帝国の船がかき集めてきた植物をここで研究して品種改良し、それをまた世界中の植民地へ持ってゆき、プランテーションで大量生産し、それをまた世界中に売りさばくという構図でした。
中国産のお茶やペルー産のキニーネをインドに持ってゆき、アマゾンの天然ゴムをマレー半島へ、ポリネシアのパンノキを西インド諸島へ運び、原住民を働かせてそれぞれを大量生産しました。そりゃあ儲かったでしょう~。この植物園を拠点として世界展開のビジネスが繰り広げられたわけです。

へんちくりんな形の木。支えてないといけないのでせうね…(゜゜)

長い歴史を刻むこの植物園に行ったのが、真冬の2月でした。こんなだだっ広いだけの植物園、あまりにも寒いもんだから全然人はいませんでした・・・。


中国様式のパゴダ発見。
なんとなく目標が見つかったので行ってみる。
帰ろうかと思っても、一応なんか見ておきたいという貧乏根性^^;
帰ろうかと思っても、一応なんか見ておきたいという貧乏根性^^;
19世紀にロマン主義という時代があり、そのときは異国趣味が流行りました。
それが残っているんですね。

これは約100年前にあった展覧会に展示された寺の門です。
日本の庭園や民家も置いてありました。
しかしこんな西洋式庭園の真ん中にポツンとこんな門だけがあるというのも・・・(^益^;

どうです。完全にミスマッチですよねェ… w(^益^)w