浜松から豊橋へ向かう途中、東海道の宿場町、二川に途中下車して町を見物することに。
昼飯を食おうと思っていたけれど、駅前には店がない!えええ。
「東海道中膝栗毛」によれば、弥次さん北さんが通ったときには家ごとに女が立っていて
「お休みなさりまあし!」と声をかけていたそうなのだが。。。
この二川宿は、本陣(大名が泊る宿)があるところなんだぞ!
これ、店らしくないよね。「食いもん食べにおいでん」というポスターがあるので、
よくよく見ると食堂ではないでーすか^^
おうおう、シックな造りでいい感じ。何やらの集まりで、地元のおばさま方が10人ほどの
団体でお食事をしていました。すごく楽しそう。でも食べ終わって出るところ。
残るは俺一人に。
この店のお勧め、かつ丼を頂きました。栗羊羹までついていて、まー立派。これから
宿場町を歩くので、ビールは小瓶にしておこうかな、と思っていたけれど、品切れという
ことで、「どうしましょ!?」と困った顔の店員のおばさまに、笑顔で「大瓶で結構♪」と
いうことになりましたー。
ねえ、奥の廃屋、ファミマじゃないよね^^; 駐車場はあっても店はない???
左の「パーマ」は閉店しているようですね。んで奥のほうはやっていそう。どういう
歴史があったのかなー?
だんだん宿場町らしい家並みになってきました。「大名行列」というのぼりがありますね。
何かイベントがあるようで、あちこちにこれが立っています。とある雑貨店の前に来たら、
ヲヴァ~サンが困った様子で、そののぼりをいじっていました。「どうしました?」と
聞くと、「これせっかく配られたのに、ヒモがゆるんで・・・」と心配している。
「何かはさめばきちっとなるんじゃないですか」と言って見てあげました。たしかに
少~しゆるんじゃいますが、はずれることはなさそう。でもなんとか直そうとしている
ので、ヒモに何かはさむものがないかと店の中に入りました。
すると初老の男性、そのヲヴァ~サンの息子さんが出てきて、俺に「どうかしましたか?」
と聞いてきた。のぼりが緩んでいるのを心配していたから、とわけを話す。すると「ああ、
私の母親は、もう一日中それの心配をしていて、歩いている人をつかまえては話しかけて
いるんですよ。認知症なんですよ。困ったものなんです。もう施設にでもいれたほうが…」
とお母さんが目の前にいるのにワラワラ言い出したので、「やさしくしてあげて下さい」と
言い残して失礼しました。一緒に住んでいて大変だろうけれど、のぼりをきつく締め直して
あげればいいのになあー、と悲しくなる。
選挙ポスターなんて貼ると景観に悪いなあ。電柱と電線もしょうがないかあ。
弥次さん北さんも通ったんだろうなあ^^
この先を行けば、宿場の資料館があるはずなのだ。