二川宿を進んでゆくと、駅から15分あまりでひときわ大きな建物、本陣資料館があります。
ちょっと新しすぎるのはしかたがない^^;
入り口は横にありました。車を駐車場に止めてそのまま入る、ということなのでしょう。
東海道はみんな歩いたんだぞ!
ほおお、ちょっとしたテーマパークのよう。入場料を払うと、「荷物を入れるロッカーが
横にあります。コインも戻ってきますよ♪」と、おばちゃんはとても親切。
まずはお約束のお人形さんが待っていました。
旅人たちの様子が展示されています。こういうのは面白い^^
下の真ん中、東海道には茶屋がずっと並んでいて(そりゃ徒歩だもの)、弥次さん北さんが
通るといつでも「お休みなさいまし~!」と声をかけられ、引っ張られる。場所ごとに
名物の品が出てくるのも面白い。ひどいところでは餅に糠がからめてあったり。
「あったか~い冷や飯や、焼きたての冷えた魚もありますよ~♪」なんてことも(^益^)w
今回の旅は、天竜川の東、掛川から始まり、天浜線で天竜川の上流まで行き、そこから
南に下って浜松へ。西の浜名湖へ行き、それから三河湾に近い二川までやってきました。
豊橋に泊まり、翌日は渥美半島の先端、伊良湖岬まで行って、それから名古屋に出る
予定です。
江戸から京都まで、歩いて2週間というとちょっと早い気がします。交代で走ると
3日だったとは。東海道本線が開通した明治時代には、列車で8時間余りもかかったの
ですかー。そして新幹線だと3時間半になった。ウウム。
私は前回の東海の旅は、焼津、静岡、清水と泊まり飲みました。今回は掛川、豊橋、
名古屋と泊まり飲み。このペースで行くと、東京から京都まで、電車に乗って2週間
くらいはゆうにかかりそう。ううう、俺の旅は、江戸時代に歩いたよりも遅かった
のかあー!こりゃあ大発見だ。
相宿で酒盛りが長引いたら、そりゃあ迷惑ですなあ。(^益^;
旅の道具ね。弥次さん北さんは、道中「坊主持ち」という遊びをします。どちらかが
全部の荷物を持ち、坊主が来たら持つのを交代するのです。場合によってはすぐ来るし、
ときにはなかなか坊主が来ない。北さんは若い尼さんが来たら、煙草をあげて(尼さん
は煙草を吸うんだ!)「一緒に泊まろう」なんて下心でナンパするんです。もちろん
軽くあしらわれて煙草を失うだけなんですが。
折り畳みの枕。こりゃあ便利そう。
昔の旅籠屋が改修復元されて入ることが出来ました。だいぶ立派な宿ですね。
みんな夜は酒を飲んだとー。
こちらは大名の宿、本陣。東海道は参勤交代でたくさんの大名が行き来したのですが、
大名専用の宿、すなわち「本陣」は二つしか残っていないそうです。そのひとつがコレ。
なんかピカピカすぎると実感が湧かなくて感動もせんのお。。。