わたらせ渓谷鉄道に乗るまでまだ1時間ほどあったので、最後に歴史館を見物する
ことにした。きっと職員2~3名、見学者なしだぞ^^;
鉱山にかかわる品々が並んでいましたが、面白かったのは昔の写真。スキなのー。
工場がすべて稼働し、社宅がぎっしりだった時代。白黒写真ですねェ。
女の人たちも長時間重労働だったようです。んで立ってる男の監督者の賃金は、きっと
厳しい仕事の女性労働者よりずっと高かったんだよ。一週間くらい交代してみろっての。
トロッコの運転手はいいなー。
んでこっちは大変そう。でも大変のほうが賃金が低かったり。
すごい数の人口だったんだなー。大きな小学校なんかもあったのかな。するとお父さんが
坑夫の子と、管理職の子がいたりしてー。すると感じの悪いヒエラルキーができててな。
しかし偉そうに気取ってて威張った管理職の子供は嫌われてて、坑夫の子供は真っすぐで
運動に長けていて謙虚だから、そっちのほうが女の子にもてたりするのだ。
しかーし、それは幼い頃のこと。思春期になってくると将来への打算が顔を出してくる。
そして「金色夜叉」の宮さん、「坊ちゃん」のマドンナ、「アシュラ」の若狭みたいに
金に転ぶんだよー。シェー。
ん? おれわ・・・? 金持ちの息子ではない。かといって運動神経抜群の、子供の頃
もてるような少年とはほど遠かった。いわゆるクソガキ軍団の下っ端で、虫をいじったり
爆竹でいたずらしたり。女の子との接点といえば、からかって嫌がられるのがせいぜい。
悲劇にはならんな。苦笑いで、ちと悲しいってとこか? w(゚益゚)w
貧乏人の子供たち、こういう鉄道に乗りたいなと憧れてたりするんだよな。ううう、
俺はサンタクロースになって、クリスマスの日に一度も鉄道に乗ったことのない
子供たちに乗車券を配ってあげたいぞ。
いい写真だよねー。今回の金賞作品です。俺のなかで。
こんな運転手になれたら、息子が「父ちゃーん!」と声をかけて、「おおー!」と
手を振ってやれたらいいなー。
ガラガラガラ、ザザー!とやったんでしょうが、なんか線路がグラグラで横転しそう。
ほら、写真撮るんだからもっと笑顔で!まさか将来に歴史館に展示されるようになる
とは夢にも思わなかったんでしょう。
ちなみに予想通り、職員は3名で、他に客はなし。蒸し暑い中を歩いてきたが、冷房は
入っていなかった。展示室のなかに、大きな扇風機がブオー!と動いていて、そこの
前に立つと涼しい。こりゃあいい。汗も乾かしたい。シャツをめくって腹を出し、
ヨットの帆みたいにして涼んでいたら、ヒマそうな職員さん、おばさんふたりが
管理室から出てきて話しかけてきた。(これじゃあ扇風機の前に立っていられない
じゃないですかー)客が来たことが嬉しかったのか、電車の時間がせまってくるまで
お二人でインタバルなしの怒涛のおしゃべりが続いたのでした。