ロープウェイを降りて「大観峰」に降りると、すぐに立山を越えるトロリーバスが
出発時刻でした。30分置きなので、ここでウロウロするよりも先に進みます。
ここは山の中腹だから、景色はきっとロープウェイから見たのと同じだろう。
出発するバスは何台か同時に走るようです。
バスは3台ほど同時に連なって出発。すると20人ばかりの中華系団体と同じバスに
入れられてしまった。1番前の席に添乗員のおばさん。俺は2番目。うしろに
ワンサカ中華系(本土、香港、台湾?)。すると添乗員のおばさんは、振り向いて
拡声器を使ったような耳をつんざく大声で団体客に指示?説明?をし始めた。
それがすごい。もんのすごい大声だ。俺の目の前、その口から俺の耳まで約60㎝。
鼓膜が破れるかと思ったので、指で耳をおさえる。空気が薄いのとは関係ないだろう。
恐ろしい騒音には関係なく、バスは山の中のトンネルをスイスイ走って行きます。
途中でバスが行き交うために止まりました。すると目の前に「立山直下」という
表示が。この真上が立山の山頂なのでしょう。
むむ、ここは標高2391m。立山の山頂は3015mだから、この上600mが頂上なんだー。
さてバスは立山の反対側、室堂に到着。俺の繊細な鼓膜はなんとか破られずに済んだ。
外に出ると、この雪景色だ。6月ですぞ。
観光客がそれなりにいて、ちらほらとホテルがあります。旅の計画を立てるとき、
このあたりの宿を検索しましたら、高い~。まあ物資の輸送も大変だろうしなあ。
電気水道などのインフラも費用がかかるだろうし、そりゃ当然か。
「みくりが池」まで歩いてきました。お~、凍ってるー。
水の色は紺色に見えました。ここは紅葉する前に降雪があったりするとか。雪のない
景色が見られるのは7~8月くらいだけなのかな。
この様子だと7月でも雪はなくならないか?
冬はすごいのでしょう。この雪の紋様、滅多に見られないよねェ。以前に標高2300mの
千畳敷に行ったとき見ました。雪の表面の皺、これは「シュカプラ」といって、
積もった雪が強い風の力で波目紋様なるんだそうです。
これだけの雪景色なのに、半袖の夏服で寒くありません。風も強くないし、天候に
恵まれたんですよね。