さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

海岸線をひたすら歩く

2024年04月03日 | 北海道シリーズ


さてさてかなたに見えているあの函館山の麓の我が家まで帰るぞ。バス停の時刻表を
見ると、あと1時間。小さい掘っ立て小屋の中には椅子があるので冷たい風を避けて
座っていられるが、そこに1時間いるのもなあ。。。

幸い道は海岸線の一本道だし、函館に向かってしばらく歩くか。疲れたら先のバス停で
待てばいい。


集落ごとに神社があります。古いのかもしれないね。


風は強いが、先月のように凍りつくような冷たさではない。天気もいいしな^^


素敵な廃屋がありました。きちんとメインテナンスしてれば立派な屋敷なんだが。
うしろには戸井線跡だなあ。


歩いていると10分おきぐらいにバス停があります。風よけがあるので少し心惹かれたが、
まだ40分くらいあるのでまだ先へ行く。


こんな海岸をひとりひたすら歩いていると、「ぼかぁしあわせだなぁ♪」なんて別に
思うわけないんだが、辞めた職場の同僚たち、友人たちは今頃せっせと働いている。
そっちの立場だったとき、花粉症に苦しみながら働いていたとき、夢見ていた放浪
生活がいま実現しているんだ、と思えばありがたく思うよ。それに東京に戻ったとき、
のちになってこんな日々を思い出し、しみじみよかったなあ、という思い出になるん
だよ^^


あちこちで昆布を干していました。いまが収穫期なのか?海岸の岩場で人がうつぶせに
なり、顔を海に浸けているのを見ました。「まさか溺死体?」とギョッとしたが、見て
いると海藻を採っているいるのでした。けっこう驚いたよw


次の集落付近ではカモメがたくさん。餌を獲っているようでした。


近づくといちおう離れていきます。


ここの住民たちは、よそ者がカモメの写真なんか撮って何が楽しいんだ?と思う
ことでしょう。その人たち、東京に来たら俺が通学で通っていた浅草寺の境内や
いま住んでいるところから電車で10分の渋谷のスクランブル交差点の写真を撮るん
じゃないかあ?


こんな感じのバス停もありました。「白い浜」って、そんなのないけど?
風が吹きつけるので、まだ先へ行くぞー。


スタートからかれこれ2時間以上歩いています。いったいいくつ神社を見たことか。。。


おう、「釜谷富士」だってさ。きれいな円錐形。


船乗りにとっては、すぐにわかる形の山は目印になって重宝したそうです。


おお、素敵な古い家。上にある新しい高そうな家よりもいいなー。


波を見ていると飽きませんが、ちと風が強くてな^^;


かれこれ数キロは歩いたぞー。


バスが来るまであと10分ほどになったので、ここで待つことにしました。乗ってみると
次のバス停は近くて、さらに風よけの掘っ立て小屋があったので、そっちにしとけば
よかったな^^;

だいぶ歩いて、運賃が行きは930円だったのに、帰りは710円でした。


バスは街に戻ってきて、柏木町を通ったので途中下車して「なごみの湯」に入りました。
まだ酒場にはちと早いからな^^;


温泉のあとは大門で酒場に入り、昼がパン一個だったのでザンギを♪


そしてなじみの「バーかなざわ」で仕上げをしたのでした。