居酒屋の「しずか」から、バー「サイドカー」へ向かう。途中で滞在中のホテルを
通過。満月がきれいだ。
やってきました「サイドカー」。居酒屋と違って、大人なバーって入るときに
ちょっぴり緊張。
シックで隅々まで磨き上げられたようなバーでした。他に客はなく、贅沢にも長い
カウンターにひとり座る。ネットで公開するなんて許可も取るわけないのでモザイクを
かけますが、それもなんか変かな?
定番になりましたが、一杯目はフレッシュ・フルーツを絞ったカクテル。このときは
ラ・フランスでした。あ~なんと満ち足りた気分♪
2杯目も、私の定番となっているピートの効いたスモーキーなウィスキー。お勧めを
聞くと、なんと秩父のウィスキー。埼玉県?知らなかった…w その名も「イチロー」。
たしかにピート臭が豊かで熟成感のある逸品。生産量が少なく隠れた人気も高い
ので、どうやらなかなか手に入りにくいらしい。調べてみると、ヴィンテージ
ものはすごい値段になっている!
そのあとはマルスウィスキーを頂く。最高級品「越百」の豊かな香りを楽しむ。
こちら旅人で松本のバーをはしごしに来たと言うと、いろいろな裏話を聞かせて
くれました。バーテンダー同志はお互い仲良く、交流があるそうです。という
わけで、このあとにWaterlooに行くつもりだと言うと、すぐに電話をして開いて
いるか確認してくれました^^;
Waterlooに到着してから、当然ここの話になるわけですが、「サイドカーには
素敵な若い女性がいたでしょう?あれはオーナーさんの娘さんなんですよ」と
教えてくれました。そう、確かに最初ちらっとお見かけしました。でも私が
入ってまもなく奥に姿を消してしまいました。客がひとりだけならお父さんだけで
いいってか?「きゃ!イケメン‼‼ はずかしっ♪」って引っ込んだか?
「変なのが来たから、お前は奥にいなさい」ってお父さんに言われたか?
さてさて松本最後の夜は、ホテルの裏手にある居酒屋へ。ここには地酒と地元の
食材を使った料理があるとか。
なかなかの大箱で、早い時間から沢山の客がいた。人気店なのだろう。
すぐ手前にいた初老の御夫婦二人組。とにかくよくしゃべる。楽しそうで結構ケッコウ。
けっこうなんだが、一番左のじーさんがしゃべり過ぎ。4人で仲良く話せばいいものを、
とにかく自分が話し続けてまわりが拝聴しないと許せないタイプ。こちらひとりなので
嫌でも聞かされるのだが、人の話は遮る、かぶせる。話題はお構いなしに自分の
言いたいことに持ってゆく。忍耐強い(?)3人は、遮られようが何をされようが
ウンウンと相づちを打っている。よくまあそれで続くなあー。ああはならないように
したいもの(^益^;
そのうるさいじーさんを乗り越えて、向こう側に割烹着の素敵な女将さんがちょっと
写っているでしょう?この人がまー魅力的なマドンナ。おそらくこの界隈には100人を
越えるファンがいるはず。人柄の良さが、全身からオーラのように発している人です。
最初の夜に、松本一番の評判店である「きく蔵」に行ったが、次回からはこっち
だなー(^益^)b
酒は「大信州純米吟醸ひとごこち」、さらに「大雪渓 槍ヶ岳」。どちらも上品な
高級酒でした。お料理は画像の花豆や鮎のほかに、「松本一本葱味噌焼き」なんて
のも美味しかったです。
あまり深酒はしないようにせんと、次はバーが待っている…(=゜益゜):;*.’:;
この奈良井宿、まるで巨大な映画のセットかテーマパークのようです。
江戸の終わり頃、塗櫛問屋として栄えた中村屋の建物です。左下に入り口があります。
すごく狭いでしょ?でかい人は入れないんじゃ、というくらい。でも建物の奥行きは
すごく深いんですよ。
かまどが大きい。いったい一度に何升くらいご飯が炊けるのでしょうか~。
こりゃあ~相当羽振りが良かったと思わせる内装。
2階からの眺めです。外を歩いている人が多かったですが、こういうところに入る
人は少なく、のんびり見物できました。
裏手に蔵があり、そちらには中村屋が扱っていた櫛が展示されていました。
さて土産店は沢山ありました。このあと蕎麦屋に入りました。すると中はなんと満員!
注文した蕎麦がなかなか出てこなくて、奈良井宿滞在2時間で帰りの電車に乗ろうと
思っていたのに、どうやら時間はぎりぎり。次のを逃すと、あと2時間半いなければ
ならなくなるのだ!蕎麦を待っている間に酒も飲んだよ。
ううむ、急ぎたくはないが、ひと通り見物したあとで、食事もしてしまってから
2時間半もいるのはちと退屈しそう。あと10分ということで、小走りで駅へ向かう。
この太鼓橋も、のんびり渡ってみたかったけれど、通過するだけー。
というわけで、奈良井宿の観光は終わったのでした。。。
鎌倉時代から続いているという宿場町、奈良井宿です。
もう観光客があちこちで写真を撮っています。(私もそのひとり^^)
「奈良井千軒」とも言われていますが、よく長い間、こういう店が残ってきました。
泊まるのも悪くないだろうねェ。
さてさて、上問屋資料館に入りました。「かみといや」と読みます。
むかし、宿駅には幕府の役人や諸大名たちのために、一定数の伝馬や人足を常備
することになっていました。その旅行用の馬や人を管理していたのが問屋(といや)
で、なんと1602年から明治維新まで運営していたここの資料が展示してあると
いうのです。
立派なところで、間口はそれほど広くはありませんが、奥行きがすごく長いのです。
階段が物入れになっています。
屋敷の真ん中には、贅沢にも明り取りがありました。