
ほとんど両側に建つ家の人達の他は使わない道だと思いますが、僕は時々ピーコックなどで買い物の後に、よくこの道を通り抜けて帰ってきます。植物群の持つ快い湿度のようなものが、僕をリラックスさせて、仕事の疲れやストレスで傾いた心身を、ニュートラルに戻してくれるように感じられるのです。
最近「イヤシロチ」という言葉をよく聞きます。人の心を癒してくれるマイナスイオンをたっぷり含んだ土地という意味だと思います。本来はもっと大きなエリア単位の場所でしょうが、この小さな緑の路地も、僕にとっては千里山の「イヤシロ・スポット」の一つなのです。
これからの千里山にとっても、僕はこの「イヤシロチ」の捉え方が、大きなまちづくり要素になると考えています。