なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか 顧客が自然に集まる10の発想転換ダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
最近、商店街の活性化やビジネスなどに役に立つと思われる本を、何割か読むようになりました。これは地元の商店主の人達と話す機会も多くなり、そういう時に少しは情報的なこともお話できたり、余り世の中の商売的な動きを知らなさ過ぎてもいけないと思うようになったからです。そういった中でご紹介する最初の本がこれです。
著者がTVの企画番組で直接取材し、従来の御用聞きビジネスを新しい視点で見直し、顧客ニーズに徹底的に耳を傾ける中で、大手資本に十分に対抗して業績を伸ばしているお店や会社の姿を紹介しています。電気店・牛乳屋・清掃屋など多様な業種でのエピソードが展開されていますが、最終的には全てのお店やビジネスに通じるヒントを提言していると思います。商店街に限らず一般の会社も含めて、ぜひ一読をお奨めします。
ところで、千里山の御用聞きビジネスを代表する「稲富酒店」のご主人と、以前御用聞きの現状についてお話したことがあります。昔と比べて顧客の意識も色々と変わってきている事とか、店との連携で非効率になってきている事とか、負の部分を多く話されながらも、様々な新しいアイデアも試されたりしているようです。僕も或る意味千里山にとって、もう一度御用聞きビジネスが復活する確率は、今後かなり高まってくると思っています。
そんな稲富さんは10年程前から、配達などの合間に、顧客のお屋敷の庭に咲く桜の花を、写真に撮って残されています。今ちょうど桜の季節という事で、カフェ・ド・ゴーシュで、その一部を展示されています。顧客との間に築きあげた信用あればこその、素晴らしいショットもたくさん見られます。千里山.NETでも、「街並み案内」×「桜・草木」のメニューで、「稲富商店」コレクションを近々掲載させて頂く積もりです。